今日の迷言・余言・禁言

「いけにえ」を必要とする神事

長野・諏訪大社の「御柱祭(正式には式年造営御柱大祭)」で、今回も犠牲者が出た。御柱祭のハイライトである「建御柱」が行われ、柱が垂直に立った直後、その柱の綱を外していた氏子の一人が足を滑らし落下したのだ。一応、建て終わって気が抜けたのかもしれない。彼はまもなく亡くなった。こうして、今回も犠牲者が出た。この祭りは「寅」と「申」の年にのみ行われる。6年ごとの神事だ。その起源は古く、諸説がある。社殿の四隅にあるモミの大木を建て替える祭りだが、祭りの在り方から言って、御柱そのものを「神」に見立てていると思われる。「寅」と「申」の方位は、俗にいう“鬼門”と“裏鬼門”だが、その方位に建てるので「鬼門の神」とも見ることが出来る。元々「申」という甲骨文字は“稲光の象形”から来ていて「神」という文字にも、その象形が含まれている。2010年の前回は4人が落下し、その内の2人が死亡した。実は毎回のように犠牲者が出ている神事なのだ。もっとも犠牲者が多かった年は7名が亡くなっている。古代日本では、死者を「柱」に見立てて、その御柱の“日影の角度”で明示された地点に剣を刺し、それを「座」として祭ったともされている。したがって、四柱を建てるのは“四人の御祭神”がいるからとも解される。4人が落下した前回の翌年、東日本大震災が起こった。御柱祭はまだ終わっていない。今回は犠牲者が一人で済むことを祈るばかりである。


最近の記事はこちら

「アップルウォッチ」が“殺人”を暴くか⁉

トルコ政府に近い地元紙「サババ」は13日、イスタンブールのサウジアラビア総領事館を10月2日に訪問して後、行方不明となっているサウジ人の新聞記者カショギ氏が、サウジアラビアから来た“暗殺集団”に激しく…続きを読む

なぜか『ムー』だけが残った

10月12日から都内で秘かに開催されているのが「創刊40周年・ムー展」である。1979年10月の創刊から正確に言うと来年で40周年になる。まあ1年前倒しでの“40周年記念イベント”らしい。創刊当時から…続きを読む

「中高生アイドル」の問題点

今年3月に自殺した松山市を拠点とする“農業アイドル”「愛の葉ガールズ」の大本萌景(ほのか)さん・享年16歳のご遺族が、娘が自殺したのは所属事務所社長のパワハラが原因として9200万円の訴訟を起こした。…続きを読む

「別件」が気になる「ミイラ取り捜査官」

時々、ニュースそのものよりも、その“関連事項”の方に惹きつけられることがある。札幌駅付近で10月10日に逮捕された成田順容疑者の「覚せい剤事件」もそうだ。実は彼は2008年4月から、ずっと“薬物捜査”…続きを読む

「福」をもたらすドロドロ鬼神

10月8日9日に沖縄の宮古島に行くと、あなたにもきっと「福」が授けられる。但し、少々汚くなるし、泥臭くもなるけど、その辺は我慢しなければならない。この島では毎年、国の重要無形民俗文化財にもなっている「…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.