今日の迷言・余言・禁言

「ナザレのイエス」という男

手相には「神秘十字形」と呼ばれる“十字”の形状が出現することがある。私自身にも“それ”はある。通常、キリスト教のシンボルとして「十字架」が描かれる。掌のほぼ中央に出現する“十字”の印は、けれども、キリスト教やユダヤ教には何の関係もない。宗教には“無縁の十字”である。私自身も“キリスト教徒”ではない。ただ、この“神秘十字形”を持っている人の多くは、“宗教”や“占い”や“心霊”に何らか関係のある人生を歩む。そういう風に出来ている。多分、だから「神秘十字形」なのだ。クリスマスは伝承的には「イエス・キリストの誕生祭」ということになっている。実際には、この日に産まれたという保証はないが、その当時「ナザレのイエス」と呼ばれた男がいたのは事実である。なぜ、そう呼ばれたかというと、ナザレの街に育った大工職人が「イエス」という名だったからだ。ごく平凡な名として「イエス」はあった。つまり「札幌の太郎さん」と呼ぶのと同じような呼び方で「ナザレのイエス」と呼ばれていただけの話である。そのイエスが、30代前半で“政治犯”として捕まり、布教活動の中で“民衆を扇動した”ということで“十字架刑”に処せられた。この十字架刑も、当時としては“特異な刑”ではない。角材に“磔となったイエス”は、多くの民衆から罵倒された。薄れゆく意識の中で、イエスは力なく叫んだ「我が神、我が神、どうしてあなたは私をお見捨てになったのですか」それは『詩編』の一説の朗誦だったが、死が近づいたイエスが、神に“恨み事”を叫んでいるようにも見えた。生前“イエスの奇跡”など何もなかったが、裏切った弟子たちは、彼の死後、自責の念に駆られて、彼の真摯な教えを広めようとした。それだけの話だった。パンは、いきなり増えたりはしなかったが、彼はいつでも、それを“平等に分けようと”努力していた。


最近の記事はこちら

「赤い糸」が「一軒家を無償で借りられる権利」に発展

あなたは「赤い糸プロジェクト」をご存じだろうか。もちろん知らないだろう。大阪市鶴見区のNPO法人「みらくる」が取り組んでいるコロナ困窮者のための“支援プロジェクト”だ。今年9月に立ち上げられたばかりな…続きを読む

ピカピカの40年前に戻る「勇気」

女優の宮崎美子氏が自らの芸能生活“40周年”を記念して「カレンダー&フォトブックセット」を発売した。そして40年ぶりにカメラの前で“ビキニ姿”を公開している。ほぼ同時に「週刊現代」でも11ページにわた…続きを読む

「70代女性」の元気と「30代女性」の体力低下

日本には「スポーツ庁」と呼ばれるものがあって、そこが各世代別の体力や運動能力に関する調査報告を出した。それによると「東京オリンピック」が行われた1964年当時に比べて、令和の60代後半~70代の女性は…続きを読む

麻薬首領「ゴッドファーザー」は「前国防相」だった

あなたは「ゴッドファーザー」という名曲、或いは映画を知っているだろうか。知っているなら若くはない。とにかく私の大好きな映画音楽だった。もちろん、大ヒットした映画も「マフィア」を描いているのだが、それで…続きを読む

預金1000万が「宝の持ち腐れ」になる⁉

世の中に「心配性」の人は多い。心配性の人は、どんなに周りが「大丈夫」といったところで訊く耳を持たない。大体が“長期的未来”を考えすぎる。「未来」とか「将来」について考えることは悪いことではないが、せい…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.