今日の迷言・余言・禁言

「ハルマゲドン」の“王墓”発見⁈

イスラエル北部に『旧約聖書』に出て来る“カナンの地”が存在する。その地域で都市国家として栄えていた「メギド王朝」(3600年前)の墓が発見された。手つかずのままになっていたもので親子とみられる三名の遺体や豪華な副葬品も併せて発見された。既に“世界遺産”に認定されている神殿や王宮跡など、この地の発掘・調査は前々から行われていたもので、今回の発見はその王宮隣に亀裂が出来たことで偶然発見されたものだ。何より、この地が有名なのは「ハルマゲドン」という言葉が独り歩きしているからで、元々「ハルマゲドン」とは“メギドの丘”を意味する。決して“最終戦争”とか、“悪魔の降臨”とか、そういうおどろおどろしい意味合いではない。『旧約聖書』に“カナンの地”がしばしば登場するのは、ここが古代から現代まで“東西交通の要所”だったからだ。都市国家として繁栄を極めた「ハルマゲドン」だったが、新王国時代の古代エジプト・トトメス3世によって征服され、エジプトに併合される。その直前頃の“王家の墓”らしい。公開された副葬品などを見ると確かに豪華だが、エジプトの新王国時代に比べて洗練されてはいない。改めて、われわれは古代エジプトという文明がいかに“洗練されていたか”を思い知らされる。先に「ハルマゲドン」を“メギドの丘”と言ったが、より正確には「邪悪な宗教や思想を持つ人たちが集められる断罪の丘」的な意味合いをこめた“メギドの丘”なのだ。つまり、聖書世界においては古代エジプト王朝のような“多神教”や“獣神教”の世界は、そのまま“邪悪な宗教思想”に当てはまるので、トトメス3世の征服・併合を比ゆ的に表していた可能性もある。とにかく3600年の眠りから覚めて「ハルマゲドン」の王家たちは何を語ろうとするのだろう。


最近の記事はこちら

「国産ウナギ」が“輸入物”に負ける?

今年は“暑い”らしい。他人事のようなことを言うのは、北海道に暮らしているからだが、それでもやっぱり真夏は暑い。そこで多くの食卓には「うなぎ」が登場する。今週7月20日は「土用の丑の日」。ところが、実際…続きを読む

「歴史」は創るものではなく、出来上がるもの

「貿易戦争」という言葉が一般化してきた。昨日、中国では“世界フォーラム”が開かれたが、その中で楊潔氏は「中国は貿易戦争を望まないが、恐れもしない」という表現で、アメリカとの対決姿勢を前面に打ち出した。…続きを読む

セブン&ローソン「居酒屋」を兼ねる⁉

7月17日から「セブン―イレブン」では店頭で“生ビール”を発売するそうだ。レジ横にビアサーバーが設置され、Sサイズ100円、Mサイズ190円也の“生ビール”を販売するらしい。もちろん、会社帰りのサラリ…続きを読む

「命のロウソク」は売っていないのに…

東京江戸川区の住宅で13日の夜、練炭による“集団自殺”の可能性が高い5人の死体が発見された。おそらく、この家の持ち主が“自殺志願者”たちを道連れにして集団自殺を図ったと思われる。今のところ、男性一人、…続きを読む

美穂は「黄金期」を再来できるか

丁度、80年代から90年代にかけて日本の“バブル期”と重なっていたのがフジテレビの“黄金期”だった。そのフジテレビが“復活”を目指すべく“白羽の矢”をたてたのが女優・中山美穂氏である。確かに、89年「…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.