今日の迷言・余言・禁言

「パワハラ」って、何だろう

私は前から「パワハラ」というものの定義がよく解からないでいる。今年は年初から「スポーツ界のパワハラ問題」が相次いでニュースとなった。相撲界、アメフト界、女子レスリング界、ボクシング界、そして女子体操界…みんな“パワハラ”と“暴力”と“コーチ問題”と“金が絡む権力の構造”だった。そして、マスコミや国民の多くは“弱い者”“力なき者”の方に味方しがちである。確かに、権力を持つ者が“すべてを牛耳っている世界”のように見える。ただ多かれ少なかれ、そういうことは一般社会にもある。もしかすると、マスコミや国民の多くは、自分達も“弱い者”として、日頃から“強い者”に虐げられてきているという実感があり、権力者を突き落とすことに共鳴と快感を覚えるのかもしれない。ただ、今回の女子体操界の問題には“微妙な違い”があるような気もする。告発者である宮川紗江氏は“暴力をふるった”速見コーチのは「パワハラではない」と主張し、逆に“暴力を咎めた”塚原千恵子氏の方を「言葉によるパワハラだ」と主張している。もし、この主張が、そのまま世間に受け入れられると、今後スポーツ界においては“指導する側の暴力”は“師弟関係”においてはOKという捉え方が通用することになり、逆に、それを咎めた場合は“権力によるパワハラ”という観方が通用してしまうことになる。本当に、それで良いのだろうか。確かに、スポーツ界におけるピラミッド構造は良くない。公平・透明な世界が望ましい。ただ“愛情のある暴力”と“指導に名を借りた暴力”の違いをどこで見極めるのだろう。最近、特に「言葉」に対して、ちょっとした言い方でも「許さない」的な傾向が、“弱い者”の方にあるような気もする。それが本当に“正しい世界”と言えるのだろうか。


最近の記事はこちら

今後も「本当の…」で“殺害”が増えていく

さいたま市の教職員住宅で殺害・遺棄された進藤遼佑くん(9歳)の事件は、同居する義理の父親である進藤悠介(32歳)の逮捕・自供によって一応の決着を見た。殺害動機は「本当の父親ではない」と言われたことらし…続きを読む

日本とは異なる「米ホームレス」の“闇”

昔からそう思っていたがアメリカは“矛盾の多い国”である。その中でもひときわ“矛盾が集約している”のがサンフランシスコという都市だ。今、この都市には街中のいたるところにホームレスがいる。繁華街でテント暮…続きを読む

俄然「横浜」が“熱く”なって来た

日本人はどちらかと言えば保守的な人達が多い。だから“危ないもの”には極力手を出さない。けれども、そういう日本に対して今、海外からの“熱い眼差し”が注がれている地域がいくつかある。IR候補地である。要す…続きを読む

メルカリが日本の「終活」を変える⁉

「メルカリ」という企業については、何となく名前くらいは誰もが聴いたことがあるだろう。ただ実際にはどういう企業なのか、知らない人も多いことだろう。一般的には“フリマアプリ大手”という位置づけである。要す…続きを読む

驚異のベストセラー⁉『反日種族主義』日本語訳の誕生

北朝鮮中央通信が9月13日、韓国で出版されている書籍に対して痛烈な批判を行った。北朝鮮のマスコミが海外の民間人が執筆した書籍に対して批評・論評することは滅多にない。どんな本に対して批判したのかというと…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.