今日の迷言・余言・禁言

「停職」ではなく「免許剥奪」が妥当

横浜市教育委員会は21日、昨年11月19日に市立の「特別支援学校」内で、全身不随で車椅子の生徒に対して暴力をふるった福田慎教諭(34歳)に「停職6ヵ月」の処分を与えた、と報道されている。福田教諭はトイレで車椅子の生徒の手が複数回当ったことに腹を立て、暴言を吐き、肩を殴ったり、胸ぐらをつかんで体をゆすったりした。その結果、生徒は頭をぶつけて2針縫うケガを負ったとされている。さらに、そのことを保護者から問われてウソを言い、上司に対しても虚偽の報告を出していた。今年2月に「暴行罪」で略式起訴により罰金30万円の判決が下された。この事実を踏まえての教育委員会の処分が「停職6ヵ月」だというのだ。私には、とても妥当な処分には思えない。私が問題視したいのは、これが通常の学校ではなく「特別支援学校」であるということだ。つまり、この生徒は“特殊な生徒”ではなく、この学校にとっては“同様な生徒たち”の仲間の一人であるということだ。つまり、この学校に“教諭”として勤めるということは、最初から“そういう子供達”を教えるということを前提として勤務しているはずだということである。そうだとすれば、健常者としての“普通の生徒”を教えるよりも、はるかに忍耐強さとか、理解力とかを持っていることが条件となる。ところが、彼は、彼らに対しての理解や温情が最初から窺われない。つまり、そういう学校に教師として勤めてはならない人物なのだ。したがって、教育委員会が「停職6ヵ月」として、また復帰できる余地を残したことが、私には理解できない。「犯罪としては重大ではないから…」「略式起訴で済んでいるから…」というのが委員会の理由なのかもしれない。けれども、彼には反省がない。もし反省があったのなら、保護者に嘘をつくはずがなく、上司に虚偽を言うはずがない。そういう人物が、再び半年後に「教壇」に立つ。果たして、それを認めることが教育委員会として妥当な処分と言えるのだろうか。しかも、昨年11月に起こった事件なのに、半年以上も放置してきている。どうして発覚して、すぐ処分できなかったのか。普通学校でさえ問題ありの人物を、特別支援学校でそのまま“教えさせた”こと自体が、問題ではないか。おそらく生徒たちは、その教師の言うことに逆らえなかったであろう。暴言や暴力を受けるからだ。


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