今日の迷言・余言・禁言

「日本の母」から「我が児の母」へ

人生において、人はときどき「方向転換」をする。それは“意識的”に行われることもあれば“無意識的”に行われることもある。私は、この人は多分“無意識”にそれを行ったのだと思う。つまり「日本の母」になることを棄てて「我が児の母」になることを選択したのだ。もちろん、本人にはそういう意識はまったくと言ってよいほどないに違いない。それでも「運命」は、そういう“切り替え”を潜在意識の中で行い、そういう方向へと舵を切ったに違いないのだ。政治家・野田聖子氏のことである。昨日、久しぶりに野田氏のことがネットのニュースで取り上げられていた。長男の真輝君の血管が切れて出血しているというのだ。さまざまな疾患を抱えて産まれた真輝君は、まぎれもなく野田聖子氏の長男であるが、米国人女性の卵子提供を受けて出産した“我が児”である。それに至るまで、野田氏は14回もの不妊治療を受けている。この数はすごい。或る種の執念さえ感じさせる。その後“流産”等も経験したが、それでもあきらめなかった。そして、ついにというべきか卵子提供によって真輝君を授かったのだ。けれども、彼女は“我が児”と引き換えに、自らの子宮も摘出している。そんなにしてまで“勝ち取った命”だが、未だ現在も諸病を抱え、健康体とは言えない。私は思うのだ。結局、人間は「先天的運命」として与えられていないものを、強引に奪い取ったとして、それはそれで“幸運”を与えるものではなく“不運”と“煩悶”に苦しむものでしかない。けれども、野田氏の場合は“それ”を覚悟のうえで“奪い取って”いるので、決して後悔などは無いように見える。そういう点、彼女は“勇者”なのだ。もし、彼女がかなり早い時点で「母親」になることをあきらめていたなら、どうだっただろう。私は、彼女には「日本の母」として「総理大臣」まで登り詰める可能性が十分にあったと思う。けれども、彼女は「日本の母」になるよりも「我が児の母」になる道を選んだ。神は、彼女に対して“我が児”を与える代わりに、“日本の母”から遠ざける形を取らせた。それだけに“宝物のような命”を彼女は必死で守り抜いていく。


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