今日の迷言・余言・禁言

「正義」を振りかざす“世間”って何者?

ちょっと“危険な兆候”がみられる。小室哲哉氏の引退騒動以降、“世間”が「週刊文春」を“悪者扱い”し始めたことだ。実際には「文春」だけではないが、著名人の“不倫”ばかりを追いかけようとする週刊誌に対して「廃刊にすべき」という極論まで出始めている。確かに、不倫ばかりを追い求めているようなマスコミは批判されてしかるべきだが、一番の問題はそれに乗っかって“自分たちが取材する”という本来の役割を忘れて、後追いばかりしているTVワイドショーの番組作りにある。週刊誌よりもTVの方が世間への影響力ははるかに強い。TVが扱わず、一つの週刊誌だけが追及している事件などは、世間の“やり玉”に上がったことがない。大体が日本のマスコミは昔から一方向へと流れやすい。もっと“さまざまな観点”からの報道があっても良いと思うのだが、ほとんどの報道は“世間の目”を意識し、多くの人達の求める「正義」に準じる形での報道となる。だが、物事には必ずしも「正・邪」を計れない問題もある。ところが日本人は、とかく「白・黒」を付けなければ気のすまない人が多いので、結果的に誰かを「悪者」に仕立て上げなければ納得しないようなところがある。そういう日本人の性質が、報道の“多様性”を奪って、正しいか、正しくないか、だけを基準に著名人を追い詰めていく。時として、それは週刊誌そのものにも向けられて、編集長をつるし上げろとか、廃刊にまで追い込んでしまえ、という極論を振りかざす。結局、誰かを「悪者」にしなければ気が済まないのだ。誤解を恐れずに言えば、誰もが「正義」の使者的な部分と、秘めた「邪悪」な想いとを抱えながら生きている。時として、その「邪悪」な部分は、表面上の優しさや気配りとして表れる。「正義」として振る舞っていること自体が、陰険な裏切りである場合だってある。自分には“そういう部分はない”と思っている人たちは、自分に“目隠し”をしているのだ。

 


最近の記事はこちら

誰でも“身の丈に合った生活”が心地好い

大昔のアイドルで現在は女優の大場久美子氏が18日にブログを更新し、現在のサラリーマンの夫との“質素な生活”が「とても心地よくリラックスできる」と綴っている。もう少しで“還暦”を迎える今になって気付いた…続きを読む

「宗教」が世界の「平和」を奪っていく

サウジアラビアの記者がトルコの大使館内で殺害された事件は記憶に新しいが、政権批判はどの時代や地域においても“暗殺”の対象となる。特に、それが“宗教批判”とも密接に関わっている場合、その危険性がより高く…続きを読む

「過去は幻」なぜ「今」を信じなかった⁉

誰にでも「過去」はある。時には“触れてはならない過去”もある。日本でも年末になると、普段は「宝くじ」を購入しない人が、不意に思いついて“宝くじ売り場”に並んだりする。この人も、そういう人の一人だった。…続きを読む

「貿易戦争」が「仮想通貨」を上昇させる⁉

アメリカから第4弾の“制裁関税”が通告された14日から、中国の外務省はそれまでの「貿易摩擦」という表現をやめ「貿易戦争」という表現に切り替えた。このタイミングに合わせるかのように一気に暴騰したものがあ…続きを読む

ちょっと恥かしい「現金200円」の恐喝

多分だが茨城県警はこの事件を公表する時ちょっと気恥ずかしかったに違いない。なぜなら事件は「現金200円の恐喝事件」であり、それも無職の41歳の男と13歳の中学生の間で「大人をなめんじゃねぇ」といって脅…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.