今日の迷言・余言・禁言

「経営破たん」したのに儲かっていた⁉

世の中には“珍事”というものが時々起こる。いったん完全に“経営破たん”して、もう貸したお金や預けたお金は取り戻せない、となっていたはずなのに、いつの間にか“おまけがついて戻って来る”ことになったのが「MTGOX(マウントゴックス)」という企業の債権者たちだ。どういうことなのかというと、この会社「ビットコイン」などを扱う“仮想通貨”の取引所だった。ところが2014年2月に突如破たんした。管理していた75万ビットコインと28億の預託金とを消失してしまったというのだ。これら総計を当時のレートで日本円に換算すると470億円相当になる。その当時は、まだ“仮想通貨”はあまり一般にはなじみがなかった。日本企業ではあったのだが、社長はフランス人であり、債権者の9割以上が外国人だった。だから、大きな事件だった割にはマスコミは大々的に報道しなかった。その後の調査によると、ロシア人にハッキングされたらしい。こうして、マウントゴックス社は消えてしまうかに見えた。ところが、昨年になって“仮想通貨”にはバブルが来た。一時期は1ビットコインが200万円近くにまで高騰した。実は、マウントゴックス社はすべてのビットコインを失ったのではなかった。奇跡的に20万ビットコインが残されていたのだ。そこで、債権者の中から“民事再生に切り替えたい”という人が出て来て、東京地裁も22日、民事再生手続きの開始決定を下したのだ。そうすると、どうなるのかというと、残っていたビットコインは現在のレートに換算すると最低でも1200億円以上の価値となり、470億円失っても、痛くも痒くもない状態となる。こうして、いったん完全に“破たん”した企業だったが、奇妙な形で再生できることになったのだ。もし、これが年初くらいに換金されていれば4000億円にもなっていたはずで、最近、次々と“仮想通貨取引所”が業務改善命令を受けているが、5~6年前から営業していたところは、すさまじい儲けを手にしていることになる。


最近の記事はこちら

インディオが怖れる「黒い雨」が降る

太古そのままに密林を伴って南米を流れているのがアマゾン川だ。南米の“母なる川”と言っていい。そのアマゾン川で“異変”が起こっている。森林火災が異常発生しているのだ。今年に入ってブラジルで発生した“森林…続きを読む

やがて「香港」は“廃墟”と化すのか⁉

私が最初に《飲み込まれていく「香港」》というタイトルで、その“危うさ”を書いたのは数年前だ。それから2018年1月15日には《台湾やマカオまで「一つの中国」と言われても…》と不吉な予兆について書いた。…続きを読む

“7度目”と“4度目”の「愛の終着駅」

日本人は他の人種に比べて「執念」というものが、それほど強くない。「和食」で“こってり”とか“とことん”とかいう表現はほとんど出て来ない。どちらかと言えば“あっさり”や“さっぱり”を好むのが日本人なのだ…続きを読む

「令和」が感じられない“即位記念切手”

意外に気付かないでいた10月からの“切手代値上げ”だが、それを気付かせる意味もあってのことなのかどうか知らないが、10月18日から「天皇陛下即位記念」の新たな切手が発行されることが公表された。昨日、そ…続きを読む

「風水家相」で大切なのは“基礎的な事実”

吉本興業の“闇営業問題”で謹慎処分になっていた芸人たちの多くが8月19日に「東京吉本」の舞台に立った。その中にはスリムクラブの内間政成氏の姿もあった。彼は妙な形で多くの同情を集めている。何度か5年前に…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.