今日の迷言・余言・禁言

「蒼いお月様」じゃなかった「ブルームーン」

最近はよく天文学的な現象をニュースなどでも取り上げる。それによって改めて「そうだったのか」と知る知識も多い。占星学に興味を持つ人の中には、占星学について詳しい人は天文学についても詳しいのではないか…と誤解している人もいるが、基本的に占星学と天文学とは何の関係もない。今から500年ほど前までは、占星学と天文学とは“親戚関係”にあって、占星学を知る者は同時に天文学を知る者でもあった。けれども、今は“親戚同士”がいったん仲が悪くなると、よりを戻すのが難しいように、なかなか理解し合えないままの状態となっている。というわけで私は「ブルームーン」が何なのかを知らなかった。そしてニュース記事によって、それが同じ月の中で“二度目の満月”を指す名称だと知った。もっとも、この名称は元々は単なる「満月」の“農家年鑑”に掲載された別名だったのだが、間違えてアメリカの天文雑誌が「二度目の満月のこと」と記したことで、世界中に広まってしまったらしい。私は、個人的には「蒼く見えるお月様」のことだと思っていたので、いずれにしても間違っていた。間違っていたが、別に誰に話すでもなくそう思っていただけで、わざわざ訂正するようなことでもない。ただ、この時期の満月は、時に“蒼白く”も見えるらしい。私は十代の頃「♪ 蒼い蒼いお月様 君も今夜は寂しそう…」とかいう歌詞で始まる歌が好きだったので、月は“蒼白い”方が個人的には好きなのだ。ちなみに昨日の月は地球から遠く、もっとも大きい「満月」に比べると14%も小さいそうだ。この地球から見える“大きさの違い”も、占星学が「月」を“変化の星”と観立てる要因になっている。そう、月というのは、その位置を変え、その形を変え、その大きさを変え、その色合いを変える。まさに“変化の星”である。天文学者ではない“われわれ地球人”にとって、なくてはならない“癒しの星”なのだ。


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