今日の迷言・余言・禁言

「行方不明届け」は「殺しの暗号」か

BSのTV番組欄には“推理ドラマ”の再放送が多い。それだけ“推理ドラマ”は時代が多少ずれても楽しめるからだろうか。推理ドラマは楽しければそれで良いのだが、現実の“殺人事件”は決して楽しいものではない。昨日私は、妻の「行方不明届け」を出した夫が、実は実家の敷地内に死体を埋めた容疑で実の母親とともに逮捕された事件を伝えた。そして今日、今度は夫の「行方不明届け」を出した妻が、実は自宅に“コンクリート詰めの遺体”を隠していた容疑で逮捕された。この妻の場合は警察に「行方不明届け」を出した19日後に、今度は役所の方に「離婚届」を提出していたのだ。ところが“筆跡”等に不審な点があったため、専門家に鑑定を依頼し偽造が発覚、まずは「有印私文書偽造」で氏家美穂容疑者は逮捕された。そして家宅捜索によって“コンクリート詰め遺体”が室内から出てきたのだ。奇妙なのは、この事件でも今年3月に夫の「行方不明届け」が出ていることである。つまり、昨日、述べた事件と重なるのだ。3月に発生した両方の“配偶者の行方不明届け”は、7月になって“死体遺棄事件”へと発展した。もし、TVの“推理ドラマ”なら、この二つの事件を結びつけない“手”はない。つまり、一見“別々に起こった”かに見える二つの事件は、どこかで“結びついていて”それゆえに同時期に死体発見となった、という展開である。例えば、殺された二人が不倫関係にあったとか、逆に、殺した二人が不倫関係にあったとか、金銭面での貸し借りがあったとか、さらには何十年も前の事故が関係していたとか、とにかく強引に結びつけていく。松本清張の推理小説などは、そういう“二つの事件”や“出来事”を強引に絡めて筋立てをしているケースが多い。時には、二つだけでは足りなくて三つ、四つと絡めていく。昔、私はそういう小説が好きだったが、最近は齢なのか、頭が混乱し、読み続けていられない。TVドラマでさえも、もういいよ、という気分になってくる。だから実際の事件も、くっつけて解釈するのやめようね…って、自分か。


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