今日の迷言・余言・禁言

「過去」と「未来」は予測できても…

近年、科学は人類の歴史をより鮮明に明らかにしつつある。昔なら、謎であったこともさまざまな“科学の放射”で明らかにされつつある。一方、今後の社会的な予測についても、著しく解明度が増しつつある。昔なら、わからなかった十年後なり二十年後の予測がかなり具体的なところまで“見えるよう”に変わりつつある。つまり、過去も未来も、現代科学がより鮮明に解き明かしつつある。それらは前もって時代を先取り、将来を把握することで、さまざまな“不安要素”を取り除くのに少しは役立つ。けれども、だから“より幸福になれる”という保証はどこにもない。あくまでも“現在からの予測データ”に過ぎず、遠くに行けば行くほど“不確定要素”が増す。つまり、われわれの人生と同じで、“遠い先のことなど解からない”というのが本当のところなのだ。「占い」は、人の人生を“予測する学術”だが、それは本当のところ「学術的な予測」というより「術者の勘による予測」であって、占いの“学”や“術”の部分はあくまで“その入り口”として用意されているに過ぎない。それが証拠に、同じ生年月日時をデータとして与えても、出てくる答えは千差万別である。同じデータからは、同じ回答が出てくるなどと吹聴している占い師は、よほど“占いのいろは”しか知らないか、きちんと“自分の眼や頭”で占っていないかのどちらかであって信用できない。残念ながら“今程度の科学”には、未来を正確に予測するすべがないのだ。それでは、本当に未来が予測できたなら、われわれはそれによって“より幸福”になりうるだろうか。「緊急地震速報」というものがあるが、誤報が多いばかりでなく、仮に正しかったとしても実際にはあまり役立たないことが指摘されつつある。遠い将来の“可能性”を知ることで、われわれは“自分を見つめなおし”少しだけ“努力する”ようになる。だから「占い」は、100%的中させてはならないものなのである。


最近の記事はこちら

不気味な「予言論文」が示唆する「次のコロナ」

都市伝説的に過去の時代「既にそれは予言されていた」という出来事がしばしば存在する。そういう可能性を秘めている“不気味な医学論文”が存在する。それは医学の専門誌で2008年に発表された8人の連名研究者に…続きを読む

「才能発揮」には忍耐強さも必要

昨日、毎年行われる「プロ野球ドラフト会議」が行われた。新人選手に対する“スカウト交渉権”を得るための場だが、今年の場合さまざまな面でいつもとは異なり、異色のドラフト会議になった。私が何よりも感じたのは…続きを読む

混乱の「大阪都構想」“言い出しっぺ”は居ない

11月の1日に“住民投開票”が行われる「大阪都構想」の“賛・否”が揺れに揺れている。住民自体の意見が「真っ二つに割れている」のが現状のようだ。アンケート調査を行っても、年代別、男女別、政党支持別で、そ…続きを読む

「500年前の件」で謝罪し、絵文書も貸せ⁉

500年前、現在のメキシコは「アステカ王国」だった。それなのにスペイン人たちがやって来て、先住民たちに対して残虐な行為を働き、略奪をし、服従させた過去を持っている。だから「謝れ」と、現メキシコのアムロ…続きを読む

ホテルに残された「遺影」「骨壺」は忘れ物なのか

客足が戻りつつあるホテル業界だが、そのホテルマンが語ったという“忘れ物”についての記事が興味を引いた。ホテルの忘れ物で圧倒的に多いのが「スマホの充電器」「アクセサリー」「洋服」の三種であるらしい。確か…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.