今日の迷言・余言・禁言

「過去」と「未来」は予測できても…

近年、科学は人類の歴史をより鮮明に明らかにしつつある。昔なら、謎であったこともさまざまな“科学の放射”で明らかにされつつある。一方、今後の社会的な予測についても、著しく解明度が増しつつある。昔なら、わからなかった十年後なり二十年後の予測がかなり具体的なところまで“見えるよう”に変わりつつある。つまり、過去も未来も、現代科学がより鮮明に解き明かしつつある。それらは前もって時代を先取り、将来を把握することで、さまざまな“不安要素”を取り除くのに少しは役立つ。けれども、だから“より幸福になれる”という保証はどこにもない。あくまでも“現在からの予測データ”に過ぎず、遠くに行けば行くほど“不確定要素”が増す。つまり、われわれの人生と同じで、“遠い先のことなど解からない”というのが本当のところなのだ。「占い」は、人の人生を“予測する学術”だが、それは本当のところ「学術的な予測」というより「術者の勘による予測」であって、占いの“学”や“術”の部分はあくまで“その入り口”として用意されているに過ぎない。それが証拠に、同じ生年月日時をデータとして与えても、出てくる答えは千差万別である。同じデータからは、同じ回答が出てくるなどと吹聴している占い師は、よほど“占いのいろは”しか知らないか、きちんと“自分の眼や頭”で占っていないかのどちらかであって信用できない。残念ながら“今程度の科学”には、未来を正確に予測するすべがないのだ。それでは、本当に未来が予測できたなら、われわれはそれによって“より幸福”になりうるだろうか。「緊急地震速報」というものがあるが、誤報が多いばかりでなく、仮に正しかったとしても実際にはあまり役立たないことが指摘されつつある。遠い将来の“可能性”を知ることで、われわれは“自分を見つめなおし”少しだけ“努力する”ようになる。だから「占い」は、100%的中させてはならないものなのである。


最近の記事はこちら

「勤労感謝の日」84歳、深夜7時間の激務

「勤労感謝の日」というのは、日頃働いている労働者が“骨休め”をして良い日だと多くの人が思っている。ところが、そうではないのだ。この日は元々「新嘗祭(にいなめさい)」という“大祭の日”であった。それが戦…続きを読む

若者より老人の方が“外出好き”だった⁉

国土交通省の調査だから多分、本当なのだろう。日本の場合、20代の若者よりも、70代の老人の方が“多く外出している”という驚くべき結果が公表された。この若者の外出が減ってきていること自体は世界的な現象ら…続きを読む

日馬富士は「流行語大賞」を狙っていたのか?

予想外の方向へと動き出した感のある「日馬富士の暴行事件」。どうも雲行きが怪しくなってきた。人は誰でも酒が入ると、ついつい口が滑る。気持ちもふらつく。だから、時には“タブーな言葉”なんかもぶつけてしまう…続きを読む

21世紀は「海底遺跡」の時代

時代が進むことで、過去が解かって来る。近年、水中考古学というものが脚光を浴び始めている。これまでは、海の底の探索はいろいろな意味で難しかった。それが、ここに来て徐々に可能となった。その結果、まだまだ知…続きを読む

人間の身体は「機械」なのかもしれない

これを読まれる99%の人が「何をバカな…」と思うことだろう。けれども、私は“人間の身体は機械かもしれない”と本気で思っている。だからこそ時々信じられないようなミスが生じる。機械として埋め込まれている部…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.