今日の迷言・余言・禁言

「鬼滅の刃」を抑えて「マンガ大賞」を得た作品

5月21日から熊本市現代美術館で再開されるのが漫画家・高浜寛氏による“企画展”である。元々、文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞を受賞して2月22日に始まった“企画展”だったが、途中“コロナ騒動”で休止となっていた。ところが、その休止となっている最中に「手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞するという名誉があった。しかも、受賞した『ニュクスの角灯』という作品は、現在、爆発的に売れている『鬼滅の刃』という作品を抑えての受賞であった。元々、この人は海外での評価が高く、その作品のほとんどがフランス語に翻訳されている。大学卒業後に、どの企業からも採用されなくて、やけくそのような形で描いた漫画から話が進んで漫画家になったとは思えないような栄光と言える。だから「運命」というのは解からない。人間には、幼い頃から定まっていたかのように“その仕事”に向かっていく人もいるが、そうではなくて、いつの間にか“運命の糸”に導かれるような形で“その仕事”をやらざるを得ない場合もある。技術を伴う仕事だからと言って、必ずしも優秀な技術者が“世間的に評価される”作品を生み出すとは限らない。技術ではない何かが、人々を惹きつけることもある。いつの間にか“歴史的なもの”に題材を求めるようになった高浜寛氏は、もしかしたら歴史に埋れていった人々の“生きていた証し”を描くことが使命となったのか。“日本のマンガ”は、今や“世界のマンガ”となったが、日本と日本人を、世界に理解させる最も効果的な方法として、マンガ世界の中に“日本の歴史物語”を取り込むという方法があるような気がする。世界的大ヒットとなった『鬼滅の刃』も、元々は日本の昔話を現代的に脚色した作品らしい。考えてみれば、マンガの場合は時代というものを超越することが出来る。言葉の壁も“雰囲気”としてうまく乗り越えられる。時として“日本語の普及”にも一役買っている。昨日発表された4月の訪日外国人の数は「2900人」という人数だった。もちろん、ストップをかけているのだから、ビジネス客以外は来なくて当然だが、それにしても驚異の落ち込みである。これを再び「観光日本」に戻すのは容易ではない。漫画やアニメが果たす役割と使命は、そういう意味でも大きいのだ。


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