今日の迷言・余言・禁言

「魂」の残像

人は誰でも齢(とし)を取り、いつかは亡くなっていきます。亡くなった後で何が残るのかというと、その人の大まかな「履歴」とか、その人の「想い出」だけが残ります。亡くなる方も、その最期には「人生上の主要な出来事」や「身近な人」「大切な人」の記憶だけを「あの世」へと運びます。そうして「人生劇場」の幕は閉じられるのです。つまり大まかな言い方をすれば、人間の「運命」とは、そういう「大枠」だけが最初からあって、そういう「大枠」だけが最初から決められていて、それ以外は「ない」ということです。よく“何から何まで”最初から決まっていて、どうにもならないものであるかのような「宿命観」を持っている方がいますが、それは間違いです。「大枠」だけが決まっているのです。しかも、その「大枠」も具体的なものではなく、きわめて「抽象的な大枠」なのです。その「抽象的な大枠」の範囲内であれば、人生上の変更は“自由自在”なのです。人間は「変幻自在」なのです。


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