今日の迷言・余言・禁言

「PTSD」という鎖

今年3月、2年間の監禁生活から少女が脱出して、当時大学生だった寺内被告が逮捕された事件の初公判が開始された。誘拐された当初、中学1年生だった少女は、解放されて半年たった現在も「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」に苦しんでいるらしい。当然と言える。この事件は、誘拐による監禁生活によって「PTSD」が引き起こされたが、このような障害がもたらされるのは、必ずしも“誘拐”や“監禁”だけに限らない。大きな災難や事故、恐怖の事件や出来事に遭遇した場合にも引き起こされる。突然の大きな地震や津波、噴火や洪水、動物からの攻撃、強制労働、集団リンチ、惨殺場面の目撃などによっても生じることがある。確かに、どれも脳裏に残された場面がフラッシュバックしそうな出来事ばかりである。このような病症に陥った場合、その記憶にあるものを消し去ることができれば一番良いのだが、完全に消えなくても記憶が薄れれば病症としては回復していく。実は“運命的な出来事”を体験している場合にも、同じような現象が生じる。例えば、幼い頃に両親が離婚し、家族が別々に引き離され、悲惨な生活を強いられたような場合、“結婚”そのものに対しての拒絶感や恐怖感のようなものが植えつけられやすい。どんなに愛する相手がそばにいても“いつかは離れ離れになってしまう”のではないかという気持ちが無くならない。極端に嫉妬深くなるとか、独占欲が強まって、相手の行動を疑い、自ら愛情生活を破壊していくようなケースが少なくない。極端に“辛いこと”“苦しかったこと”“悲しかったこと”“悲惨だった”過去の出来事は、黙っていても潜在意識が“思い出の扉”を閉めてくれる。そうすることで、われわれが前を向いて生きられるよう配慮されているのだ。時々、そういう扉を無理にこじ開けようとする人がいるが、明るく生きるには“悪い記憶”をフラッシュバックさせてはならない。


最近の記事はこちら

セブン&ローソン「居酒屋」を兼ねる⁉

7月17日から「セブン―イレブン」では店頭で“生ビール”を発売するそうだ。レジ横にビアサーバーが設置され、Sサイズ100円、Mサイズ190円也の“生ビール”を販売するらしい。もちろん、会社帰りのサラリ…続きを読む

「命のロウソク」は売っていないのに…

東京江戸川区の住宅で13日の夜、練炭による“集団自殺”の可能性が高い5人の死体が発見された。おそらく、この家の持ち主が“自殺志願者”たちを道連れにして集団自殺を図ったと思われる。今のところ、男性一人、…続きを読む

美穂は「黄金期」を再来できるか

丁度、80年代から90年代にかけて日本の“バブル期”と重なっていたのがフジテレビの“黄金期”だった。そのフジテレビが“復活”を目指すべく“白羽の矢”をたてたのが女優・中山美穂氏である。確かに、89年「…続きを読む

「死後」も“お騒がせ”しております⁉

よく“生前”いろいろとトラブルを起こしていた人物が亡くなった時「これでようやく穏やかな日常が過ごせるね」等と親戚たちが話しているのを耳にする。ところが、世の中には“死んでから”もトラブルを起こし続ける…続きを読む

カラダの“空洞”とココロの“空洞”

TV番組やインターネット配信は、時に予期せぬ形で“人気者”を生み出したり、“巨富”を与えたりする。TV「あいのり」に2007年より素人参加した「桃」もそういう女性の一人だった。素人参加者たちが8か国を…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.