今日の迷言・余言・禁言

「181年前の心臓」が“街”を守っていた⁉

人体の“臓器”の中でも「心臓」は、やはり“特別な臓器”という印象が残る。その人自身を“象徴している臓器”のような気がするから不思議だ。ましてや、それがアルコールの瓶に密閉され、丁重にブリキの箱に収められる形で埋葬されていたなら、なおのことであろう。しかも、その場所は街のシンボルである“芸術的彫刻が施された噴水”の真下だった。実は、このシンボル的噴水は現在、改修工事の真っただ中にある。その工事によって、ブリキの箱に収められた“アルコール漬けの心臓”が発見されたのだ。「心臓」が誰のものなのかは解かっている。ベルギー東部、スキーリゾートの地として知られるヴェルビエにおいて初代の市長を務めたピエール・ダビド氏の心臓である。なぜなら、噴水の下に埋葬する時、厳かな式典が行われ、本人の希望通りの形で死後44年も経ってから、アルコール漬けの形で組み込まれたことが、市の公式記録にも遺されているからだ。けれども、もうそれから137年も経って「心臓」のことなど誰もが忘れていた。だから改めて“その意義”が見直され、今度は街の美術館の方で、初代市長の心臓は展示されることになった。古代エジプトでは「心臓」という臓器を特別なものとみなしていた。したがって、彼らの“死後法廷”では、必ず本人の「心臓」が天秤に載せられる。その一方には、死後法廷の女神マアトの「毛羽」が載せられる。その二つの“均衡”がとれていれば、無罪放免となる。そういう風に、古代から「心臓」という臓器は“特別なもの”とみなされていた。ヴェルビエの初代市長も、同じような気概を持っていたのに違いない。自分は亡くなっても、自分の魂が“この街”を見守り、市民に“癒しの噴水”を与え続ける。少なくとも、スキーリゾートの地として、街はその当時の“面影”を今にとどめている。人々はもう一度、今度は美術館の中で彼の“人となり”などを知ることになるだろう。


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