今日の迷言・余言・禁言

わたされた「時間」

人には、みんな“それぞれの時間”というものがあります。ここでいう「時間」とは“何時何分”という時間とは少し違います。ニュアンスとしてわかりやすいように言えば“期間としての時間”という意味です。例えば“生まれてからの時間”、“死ぬまでの時間”、“この仕事をしてきた時間”、“二人で過ごしてきた時間”、“学び始めてからの時間”、“別れてからの時間”、“生まれ故郷での時間”、“この家で過ごした時間”…数え上げればきりがありません。普段はあまり意識していない「時間」ですが、それを“意識せざるを得ない状況”に追い込まれることが人間にはあります。うろたえてしまうほど不意に「有限の時間」を“わたされてしまう”ことがあるのです。そして、そういう時「時間」はとてつもなく長く、あるいは短く、私たちに“重くのしかかって”来るのです。極端な例が「死の宣告」です。「余命一年」などという医師からの宣告です。そうすると厭でも「時間」を考えないわけにはいきません。考えるというより“意識する”ようになるのです。会社勤めの方なら「定年」とか「リストラ」とか「転任」とかが“わたされた時間”となります。「婚約」とか「出産」とか「閉経」とかも“わたされた時間”を意識する事柄です。こういう風に、人生には必ず“わたされた時間”を意識せざるを得ない場面というものがあるのです。人はそういう時、あらためて「運命」というものと向き合うのです。どんなに日頃「運命などない」と言っているような人でも、時間を“わたされる”と、これまでの生き方、これからの生き方、そして“見えない存在”を意識するようになるのです。そうして何よりも「時間」が妙に“愛おしく”なるとか、逆に“怖く”なるとかするものです。


最近の記事はこちら

同じ“不満”を感じさせないために…

最近は仕事では滅多に札幌から動かない。その私が珍しく動いた。あまりにも熱心に天童春樹先生や天晶礼乃先生から何年もの間、大阪で“占いの講習会”を開くよう勧められたからである。まあ、ハッキリ言うと断り切れ…続きを読む

子供たちは「わるもの」の正体を知っている

新日本プロレスのエース・棚橋弘至氏が主演する映画であることは知っていた。その内容も、棚橋選手が“悪役レスラー”として登場する映画だということも知っていた。ただ、その原作が人気絵本の『パパのしごとはわる…続きを読む

15人のうち「7人の癌(がん)」が消えた!

さまざまな分野で“奇跡の療法”と呼ばれるものが存在する。正式な“医学療法”もあれば“民間療法”もある。ただ、どちらの療法にしても人によって“合う・合わない”はあって、誰にでも“確実に効く”と言う療法は…続きを読む

「宥恕(ゆうじょ)」で“新しい人生”が始まる

永年、日本人をやっているが、時々、未だに“知らなかった言葉”に出くわして面食らうことがある。今回は「宥恕=ゆうじょ」だ。決して「遊女=ゆうじょ」ではないので、念のため。さて「宥恕」とは何だろう。辞書に…続きを読む

「日本の自由」は“素晴らしい国”の証

9月18日発売『新潮45』10月号の特集では、8月号で問題となった自民党・杉田水脈氏の論文《「LGBT」支援の度が過ぎる》に対して、擁護する趣旨の論文を掲載。《そんなにおかしいか「杉田水脈」論文》とし…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.