素顔のひとり言

シンガポールの風水と占い

5月14日から18日まで、シンガポールへと旅行してきました。マーライオンに象徴される観光の街・シンガポールは、噂通りの美しいところでしたが、それよりも私を惹きつけていた一番の理由は、風水都市としてのシンガポールでした。宗教的にも、キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンズー教、道教などが、きわめて狭いエリアの中に共存し、それぞれの宗教施設が存在し、毎日、多数の信者達が祈りを捧げに訪れているのは、世界広しと言えども、この街くらいだと思うからです。実際、街の中には、チャイナタウンがあり、アラブ人街があり、インディオの村があり、欧米人や日本人も多く、世界中の人や文化が集約されている、といった感が否めません。食文化も多様で、中華があり、インド料理があり、マレー料理があり、フランス料理や日本料理もあって、街中のドリンクショップの中で、キティーちゃん招き猫が手招きしていたときには、思わず笑ってしまったものです。

私が宿泊したのは、有名なラッフルズホテルのすぐ向かいにある高層ホテルですが、形としては六本木ヒルズに似ていて、円筒型のホテルです。その70階には、エクイノックスという展望レストランがあり、ここでのディナーは、眼下に美しいシンガポールの夜景を眺めながら食事できるだけに、最高の雰囲気を与えてくれたものです。このホテルは、地下鉄駅や地下街にも隣接しているのですが、その地下街を歩いていくと、そのほぼ最終地点に、私が今回の旅の中で求めていたところの一つファウンテン・オブ・ウェルス(財富の泉)と呼ばれる場所に到達することが出来ます。ここには風水上、最高の気が集まるよう設計されていて、この噴水に右手をかざしながら右回りに三回巡ると、その人にも財運が集まってくる、といわれているのです。おそらく日本では「ルルドの泉」や「トレドの泉」ほど、その効能が知られていないと思われますが、風水的に良い気が集められる設計であることは間違いがないので、単に財運だけでなく、生命と精神の浄化という意味でも効果的なのではないか、と私は考えています。ここばかりではなく、シンガポールのあちこちの建造物で、風水が採用されていることを私は感じました。現在、まだ建設中であった国立図書館も明らかに風水的な設計構造になっているようです。大きな複合施設やデパートなどでは、いずれもその中央部に丸い大きな噴水を据えて、その噴水を取り囲むようにさまざまなショップが入居する構造となっているようです。

ところで、個人的な占いも色々と試してきました。私が一番注目したのは、オーラによる占いです。占ってもらう為には、まずオーラを撮影するための席に座らされ、写真撮影を行ないます。どういう構造になっているのか知りませんが、確かにこの座席で撮影されると、身体全身から立ち上るさまざまな色のオーラが写るのです。占い師は、その映し出されたオーラを見ながら、オーラの色・形・大きさなどによって、現在のその人の運勢を判断するのです。私の場合には、このオーラが人一倍大きくて、生命力が強く、勢いがあって、沢山の交友関係にも恵まれ、仕事上でも成功する、と告げられました。同行した方は、オーラが左右二色に分れ、小さくて、これは体調に注意しなければいけない、と告げられたのですが、帰国直後から体調を崩しています。

もう一つ、道教寺院でも、おみくじ的な占いを行ないました。これは本来、道教の信者がやって来て行なうもので、観光客向けではありません。そのせいなのか、中に警備員が居て、写真を撮ろうとしたら、鉄火のごとくに怒鳴られました。ここでの占いは、正直なところやり方が説明されてもよく解からず、中途半端な形で出したのですが、結果はあまり良くなくて「仕事運では、悪い人があなたに近付いてくるから、その話に乗ってはいけない…」といったものでした。思い当たる部分もあったので、これはこれで当たっているとは思いました。

書店に行って、占い関係の本も調べましたが、あまり特徴のある本には出会えませんでした。

普段、自分が占う立場で居ると、たまにこうして視察を兼ねて占ってもらうのは、とても気持が良いものです。今後も世界中のさまざまな占いで見てもらって、紹介していきたいと、改めて思ったものです。


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