今日の迷言・余言・禁言

“プロレスラーの変貌”に見る人生の歩み方

BSで“新日本プロレス”に関連したレスラーの個人特集をやっていて、それぞれのレスラーのデビューから現在まで“傑作選”を放映している。他のスポーツと違って、プロレスラーというのは外貌的にもパフォーマンス的にも“己の個性”を前面に出さないと生き延びることができない。ただ単に“強い”だけでは“パフォーマンス・ショー”としての魅力で観客を惹きつけることができない。極端なことを言えば“弱く”ても、観客を魅了し、楽しませることができれば“人気レスラー”として客を呼ぶことができるスポーツである。それだけに各レスラーが、デビュー時から徐々に“変貌していく姿”が、個人特集で年代を追っていくと大変にわかりやすい。元々が“肉体”を売る職業であるから或る程度の素質は必要だが、肉体的素質に優れていれば“成功できる”という職業でもない。時として“悪役”に徹しても人気を出せる不思議な職業なのだ。仮に観客を恐怖に陥れても、どこかに“人間的な魅力”や“共感性”を引き出すことができれば、或る種“演出力”が優れていれば、人は自分の中に潜んでいる“悪魔性”で親近感を持つ。“正義”だけが絶対ではないところも、どこか“我々の人生”を重ね合わせたくなる不思議なスポーツなのだ。人は自分自身では“己の魅力”を見つけられない場合が多い。意外なところに潜んでいる場合が多いからだ。自分が“引き寄せられるもの”の中には、無意識に“魅力の原石”が眠っている場合が多い。埋もれている“原石”となるものに、いち早く到達できた者こそが“輝く人生”を歩める秘訣のような気がする。


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