素顔のひとり言

三浦和義の手相

その昔「ロス疑惑」事件で日本中の話題を独占した人物・三浦和義がコンビニで盗みを働き、逮捕されたという。以前にも一度、同じような形で報道されたことがあるが、今度は防犯カメラの映像まで報道されてしまった。

若い年齢層の人達には知らない人もいるかもしれないが「ロス疑惑」と呼ばれた一連の事件によって、日本中に謎と推理を投げかけた人物で、新聞や週刊誌が連日報道合戦を繰り広げたという点では、その後のオウム真理教事件で登場した上祐史浩や、近年のライブドア事件で登場した堀江貴文と共通する独特の個性とマスコミ受けする饒舌さがあった。しかも、三人ともマスコミの寵児となって以降、熱狂的とも云える支持・人気や感情的とも云える批判・罵倒が繰り広げられて、結果的に三人とも犯罪者として逮捕された。

もっとも、殺人の嫌疑が直接掛けられたのは三浦和義のみで、事件の性質は多少異なる。

「ロス疑惑」は、私の記憶が確かなら、もともとは『週刊文春』の「疑惑の銃弾」というスクープ特集記事が発端だった。当時、輸入雑貨商を営んでいた三浦和義は、アメリカ旅行中に同行していた妻と何者かに銃撃され、妻の方が重傷を負い、自分も足を撃たれ、急遽二人とも入院する羽目となった。

その後、自分の方は回復したが、妻は日本まで運ばれた後に死亡した。多額の保険金が妻の方に掛けられていたことや、種々な状況証拠から、夫である三浦和義が殺し屋を雇って妻を殺害しようとしたのではないか、という嫌疑がかけられた。海外で起こった事件でもあり、最初、警察は動かなかった。ところが、週刊誌だけでなく、テレビや新聞など連日報道が過熱していく中で、動かざるを得なくなった警察は、証拠不十分のまま逮捕したように見える。結局、その容疑に関しては、現在も謎のままである。

彼がマスコミの寵児となっていたころ、ある週刊誌が、彼の原寸大の掌を掲載した。彼のあらゆる部分が、記事になる時代だったので、別に「手相」という意識ではなかったかもしれない。けれど私には「手相を見てください」と差し出された手相写真に見えた。そこには、珍しい掌線がいくつかあった。掌中央に深く刻まれた何本もの障害線。その多くは、生命線内部から結婚線へとつながっていた。これは、彼にとって結婚が決して幸福なものとならないこと。世間の批判・中傷を浴びるような恋人・配偶者との関係となること。一難去って又一難、と云ったような状態が続いていくこと。訴訟事件の多い人生となること。感情線の形は、彼が異性に対して理想追求型の人物であること。つまり、理想的と思って近づき、愛情関係を結ぶが、それが幻想だったと気付くと興味を失って、又新たな女性を求め出すこと。変化と刺激を人生に求めやすいこと。

近年、コンビニの防犯カメラが事件を解決に導くことも多くなった。こういうくだらない万引き事件で再び逮捕された三浦和義は、自らスリルと刺激を求めて、疑惑の上塗りをしているようにさえ見えるのは私だけであろうか。


最近の記事はこちら

波木星龍の公的な「予言の的中率」

占い師の評価というのは、必ずしも“的中率”にあるわけではないが、そうは言っても“どの程度的中しているのか”は、その評価の重要なポイントであるには違いない。よく“口コミ”と言われる“やらせっぽいサイト”…続きを読む

自らが創り出す「未来」

占星学や推命学の研究者の中には“先天的な運命”を動かしがたいものとして、本人の“意志”とか“選択”とか“努力”などを認めないような判断の仕方をされている方が多い。私自身も占星学や推命学の研究者であるか…続きを読む

あまりにもお粗末な「ツタンカーメン」番組

こういう番組をどう捉えれば良いのだろう。制作サイドは日本の視聴者をあまりにも軽んじすぎているのではないだろうか。7月18日のTBS古代エジプト世紀の大発見プロジェクト「ツタンカーメンと伝説の王妃330…続きを読む

日進月歩で「後退していく」占いの世界

世の中、日進月歩で進んでいくものが多い中で、まるで“後退りしている”ような世界が「占いの世界」だといってもよい。どうして後退りなのか、ここ20年ほど「新たな研究」「新たな学説」「新たな占い」「新進気鋭…続きを読む

人は“さまよいながら”生きていく

人間社会は「勘違い」で成り立っている。例えば、私は“書きもの”などでは何でも明確に“ズバズバ書く”ので、現実にもさぞかし「即断即決の人」「迷いのない人」「怖い人」であるかのよう誤解されがちだ。とんでも…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.