今日の迷言・余言・禁言

“与えられた仕事”と“掴み取る仕事”

仕事には大きく分けて、企業や上司から“与えられた仕事”と、自らの希望や選択で“掴み取る仕事”とがある。“与えられた仕事”は、当然ながら本人の“意にそわない仕事”の場合もある。けれども、その企業とか組織に属している以上、通常は引き受けなければならない。この仕事は嫌だと言って拒絶ばかりしていたなら、その企業や組織からは出ていかなければならない。解かりやすく言えば“クビ”になる。どうしても仕事を選択したいのなら、自ら独立して、或いはフリーで仕事をすればよい。もっとも、フリーになったからと言って、“好きな仕事”ばかり出来るかというと、そうはいかない。それどころか、仕事そのものが中々得られないケースさえもある。或いは、仕事そのものは自由に選択できるが、収入が見合わない、というケースも出て来る。本当に自分がやりたい仕事だけをやって、生活している人は驚くほど数少ないものだ。人間は“わがまま”に出来ていて、一見、やりたいことだけをやって生きているような人でも、自らの仕事に満足しているかと言えば、必ずしもそうではない。「他人の芝生はきれいに見える」で、自分が実際に行うまでは楽しそうに見えるような仕事でも、いざ自分で行ってみると苦労の連続が待っていたりする。自分の能力では難しいと気付かされることもあれば、苦労の割には成果が得られないことに愕然とすることもある。逆に、本当は“やりたい仕事”ではないけれども、仕方なく“与えられた仕事”と割り切って一生懸命に行っていくことで、充実感が得られるとか、達成感が得られるような場合もある。また十二分な報酬が得られることもある。昨日も、芸能界で13歳から仕事を始め、人気を得ていた女優が22歳になって突如引退した。多くの人が“憧れる職業”でも、そしてスポットライトの中で華やかに笑っていても、自らの仕事に“違和感”を覚えて、生きていること自体が辛くなることもある。誰もが、同じような“条件”の中で仕事をしている。彼女は自らの選択で“掴み取る仕事”に生涯を捧げようとしているが、その選択が正しいのかどうかは、神様にもわからない。


最近の記事はこちら

“車離れ”は「本当の先進国」になった証拠

“若者の車離れ”に歯止めが掛からない。それを何んとか防ごうと、19日、トヨタは新しく「GR」シリーズを発売すると発表した。スポーツカーブランドを一新することで、低迷が続く国内の自動車販売をテコ入れした…続きを読む

「生前継承」された7代目の“宗教”

先日、テレビで今も継承され続ける「カクレキリシタン」に関するドキュメンタリーが放映されていた。その中で印象的だったのは、現在の指導者が口にした“普通のキリスト教やカトリックとは違う”という発言だった。…続きを読む

甲冑姿の「サムライ」が刀を向ける

近年の歴史・時代物ブームで“古戦場跡”観光というものが盛り上がっている。それ自体は良いことなのだが、その“古戦場跡”の一つ「関ケ原」で全身甲冑姿の「サムライ」が、山頂に続く階段を登りきったところで待ち…続きを読む

「時代について行く」選択は正しいのか

毎日、そこかしこに情報があふれている。無意識にわれわれは、その情報の多くを吸収しながら生きている。それが「時代について行く」という“生き方”である。けれども、本当に、それが“幸福な生き方”なのかどうか…続きを読む

「ノーベル賞の卵」が“非正規雇用”で働く

山中伸弥氏と言えば、謂わずと知れた“ノーベール賞科学者”である。現在は京都大学の細胞研究所所長を務めている。そのHP上に「ご支援のお願い」が掲載された。彼によると、研究所で働く教職員の9割が“非正規雇…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.