今日の迷言・余言・禁言

卑弥呼の時代にもあった「文身(いれずみ)」

中国における「古代日本」の唯一の記録『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』の中に「黥面文身」とあり、卑弥呼の時代、日本の男子は大人も子供も「いれずみ」をしていた、というのです。「黥面」とは“顔への入れ墨”で「文身」とは“身体への入れ墨”のことです。より詳しく言えば、顔には“文字を入れ墨”して、身体には“紋様を入れ墨”していたようです。その“大小”とか、“左右”とか、“紋様の種類”には、それぞれに“呪術的な意味合い”があったようです。元々、海洋民族は身体に“文身を入れる”ケースが多いのですが、それはサメなどの海中生物に襲われないための工夫から来ていたようです。この日本の風習は、やがて“海洋民族”から“農耕民族”へと「倭(わ)の国」の主権が移るまで続いた、と考えられます。つまり、日本の祖先は元々“入れ墨を入れる”風習を持っていたということです。近年、タトゥーを施す“彫り師”の方々が「医師法違反」で次々と摘発されています。このほど“彫り師”の方たちが“刺青(いれずみ)”に関する「法整備を求める請願書」を約2万3千人の署名を添えて国会議員に提出されました。“日本の伝統文化を守ろう”との趣旨のようです。日本の場合、江戸時代後期からは“刑罰の一種”として、入れ墨を施すことが行われた時代もあり、現代では“やくざの代名詞”のような意味合いで捉える世代もあり、海外の“アート的感覚”で捉える世代もあり、それぞれのイメージが異なるので“評価が難しい”のが「刺青」です。卑弥呼の時代の“呪術としての文身”は、果たして受け継がれていくのでしょうか?


最近の記事はこちら

作る「銅像」間違えている“お粗末”芸術家

有名人が、その生れ故郷に彫像や銅像を建てられることは珍しくない。そのほとんどは、その街の“誇り”として、記憶に遺したいから建てられる。ところが、たまにはまったく別の目的から、彫像や銅像を建てられること…続きを読む

「500年の寺院」と一体化したホテルが誕生

どのホテルに泊まるかによって、旅の想い出は大きく変わってくる。せっかく京都に泊まるなら、“京都らしいホテル”が良いに決まっている。そこで、おススメなのが9月28日から開業する三井ガーデンホテルだ。一見…続きを読む

占星学による「死」の予兆

人間にはさまざまな“生き方”がある。それらを批判することは簡単だが、それらから“学ぶ”ことの方が人生には役立つ。昨日、タレントの岸部四郎氏(71歳)が今年8月28日に心不全で亡くなっていたことが公表さ…続きを読む

現存する世界最古(⁉)「金箔天文図」公開

何となく「金箔天文図」などと言うと“妖しく”聴こえて良い。実際に金箔を貼り付けた天文図なのだから「金箔天文図」であるのは間違いがない。そして、現存する天文図としては一応“世界最古”であることも事実だ。…続きを読む

「ノーベル平和賞」って“何”だろう

「世の中」には、“わからないこと”というのがいろいろとある。「ノーベル平和賞」という「賞」もその一つだ。まず、科学的な「賞」と違って、その根拠というのが今一つ解かりにくい。例えば今年度の「ノーベル平和…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.