運命の主役者たち

人は誰でも「運命の主役者」として、自分自身の人生を歩んで行きます。 あなたの人生上の出来事を、もっとも完璧に演じきれる主役は、あなた以外には考えられないのです。 ただ、その人生が世間的注目を浴びるかどうかは別問題です。 ここでは、運命としか呼びようのない人生を背負わせた人々のホロスコープや命式を解説しながら、人は運命にどう立ち向かうべきなのかを一緒に考えて行こうとするものです。

女優ひとすじ50年を迎える三田佳子さんの人生

三田佳子さんのデータ

1941年10月8日 午前2時5分
大阪で出生
1950年
8歳で両親が離婚、母親の手で育てられる。中学時代より演劇部に所属、TV・ラジオに出演。
1960年
18歳で東映から女優として本格デビュー。
1967年
フリーとなる。
1974年
NHKディレクターと結婚。
1980年
二男出産。2ヶ月後に舞台復帰。
1984年
『W の悲劇』で各映画賞を受賞。
1991~1995年
芸能人の納税額トップ。
1996年
子宮がん発症。
1998,2000,2007年
二男が覚せい剤逮捕
2009年
舞台「印獣」で主演、新境地を開き評判となる。

【ホロスコープの解説】

全体的特徴
惑星全体の配置で見ると、180度など向かい合うような位置関係のハードアスペクトが多く、古典的な占星学解釈で“幸運なアスペクト”とされている120度や60度などのソフトアスペクトが極端に乏しい出生図であることに気付きます。このようにハードアスペクトが多く、ソフトアスペクトが乏しいのは、一言で言うと“男性型の生き方”を強いられる生まれと言えるものです。
決して、受け身で押し流されるように生きてきた方ではありません。表面上の穏やかさとはやや異なり、意外なほどの“芯の強さ”“意志の強さ”“反骨精神”のようなものが窺われる星の配置なのです。「しし座」を上昇宮とし、「おうし座」が天頂に位置する出生図は、歌手、女優、モデル、キャバクラ嬢のような華やかな分野の仕事にもっとも向いている星座配置です。
この星座配置は“パートナー”を表わすDESが「みずがめ座」となるので“放送局ディレクター”を配偶者として選んだのは“もっともふさわしい選択”であったと言えるでしょう。
アスペクト
極めてタイトなアスペクトが三つ存在しています。その一つ目は太陽と火星の180度アスペクト、その二つ目は水星と月の180度アスペクト、その三つ目は金星と土星の180度アスペクトです。これらが表わしているのは、彼女の人生・運命が見た目ほど平坦なものではなかった、ということです。
太陽と火星の180度は“敵やライバルの存在”を意味し、“死ぬまで挑戦し続けなければならない人生”を表わしてもいます。水星と月の180度は“落ち着くことが出来ない環境”と“過敏すぎる神経”を表わし、忙しい生活を強いられるのが常です。金星と土星の180度は“愛する人との哀しい別れ”や“忍耐を強いられる愛情”を意味するものです。
しかも彼女の金星の場合、天王星とも180度で、“出逢いも別れも突然やって来る”こと、及び“愛が孤立化しやすい運命”であることを表わしてもいます。これら以外のアスペクトでは太陽と天王星の135度が“独立独歩の人生”を表わし、火星と天王星の45度が“衝動性の強さ”や“ユニークなSEX”を表わし、金星と海王星の60度が“献身型の愛情”や“芸能、特に舞台に向いた素質”を表わしているようです。さらに金星はASCと90度で“天性の美貌”が与えられていますが、“対人関係で甘えや我が侭”が出やすいことを表わしてもいます。
注目すべきトランジット度数
彼女の人生においては、トランジット(通過中)の惑星では「海王星」の位置が重要な働きをしているようです。ご両親が離婚された年にはトランジットの海王星は「てんびん座」14度にあって、出生時の太陽と0度で重なっています。
本格的に女優デビューした年の海王星は「さそり座」9度にあって、出生時の水星と0度で重なり合っています。女優業をフリーとなった年の海王星は「さそり座」25度に進んで出生時の金星と重なり合っています。映画各賞を総なめにした年には「いて座」28度まで進んで、出生時の海王星と60度アスペクトを形成しています。
90年の紅白歌合戦の司会時の海王星は「やぎ座」14度で出生時の太陽、及び火星と90度アスペクトです。自身の身体に子宮がんが発覚した年は「やぎ座」25度にあり、出生時のASCに150度です。2000年の二男逮捕で女優業自粛に追い込まれた年の海王星は「みずがめ座」5度にあって、出生時の冥王星と180度です。ちなみに今年2010年の海王星は「みずがめ座」28度に移動し、出生時の海王星位置と150度アスペクトの期間が長く続きます。

【四柱命式の解説】

全体的特徴
この命式で一番の特徴は、地支に「酉・巳・丑」の三支がそろって「三合金局」を形成することです。しかも、残りの一支も「丑」で、金局をより“強固なもの”にしています。当然、天干では年干の「辛」が強力な“根”を持つことになり、「丁」がなければ「従児格」と呼ぶ“格局”が成立するのですが、丁が月干として表出しているので、従児格は成立しません。
元々“従格”というのは“わが身を捨てて、その格となるもののため生きていく生まれ”の命式(四柱八字)を言います。従児格の場合は“子供”であり、彼女の場合には自ら主演した“作品”も含まれることでしょう。
つまり、子供のため、作品のため、自らを犠牲とすることに「待った!」が掛りやすい生まれである…と言えるかもしれません。月干が「偏印」となるのは芸能分野で活躍する人に多く“先天的な人気運”を持っていますが、金銭管理と子供に関しては弱点があり、実生活上では常に“迷いを伴う人生”となることが暗示されています。
運気的に注目すべき干支
四柱命式の方では彼女の人生を振り返ると、今年と同じ“庚の年”が重要な役割を演じていることに気付かされます。それは多分、三合金局が命式上に形成されていることと無関係ではないよう感じられます。まず、最初の庚寅年のときに、ご両親が離婚され、お父さんだけでなく、弟さんとも別れて、母1人娘1人の生活が始まっています。
次の庚子年の時、正式に東映へと入社し、本格女優としてのスタートが切られています。しかも、この年に18歳ながら自ら借金をして“家を建てて”もいるのです。やがて庚午年が来ると、彼女の絶頂期が訪れ、多忙を極め、NHK紅白歌合戦の司会も務めて、庚午年の収入が芸能人№1として、翌年の納税額で知られることとなります。
その後4年間、この快挙は続くのです。ところが、次の庚辰年になると、二男の覚せい剤事件が世間の波紋を呼び、それまで出演していた彼女のCM8本を全て降板、芸能活動さえも自粛せざるを得ない状態となってしまうのです。そして今年、再び、ご両親が離婚されたときと同じく「庚寅」年が訪れています。今年2010年の庚寅は、彼女に対し、果たしてどのような役割を果たすのでしょうか?

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