手相教室

実例による手相研究・その③

【80年前に掲載された実例手型】

手相を実際に研究する場合、実例を基として研究するのが一番良いのですが、今現在を生きている方の場合は、個人情報的な意味合いもあって、なかなか全面的に公開出来ません。そこで、すでに故人となっている外国の著名人の実例手型を基に解説をすることにいたしました。主要な履歴も付け加え、特徴のある部分のみの手相解説にとどめ、読者自身がデータ的に活用して研究できるよう配慮しています。

【実例3=ジョン・ロバート・クラインズ】

ジョン・ロバート・クラインズ手相1
ジョン・ロバート・クラインズ手相2

【主要な履歴】

  • 1869年生まれ。英国の政治家。
  • 学歴はない。
  • 木棉工場の少年工から身を起し、早くから組合活動に参加。
  • 24歳で結婚。37歳で労働党の代議士に選ばれ、47歳で食糧大臣。
  • 59歳で労働党内閣の秘書官、及び院内総務、さらに内相も務めた。

【手相の解説】

まず何よりも力強い生命線(a-b)が目に飛び込んできます。しかも、この力強い生命線は火星線(a-c)を伴っています。生命力が桁外れに強いだけでなく、大変な情熱家でもあり、行動力も伴っている…ということを表すものです。 この手相では、生命線を起点とした何本もの上昇線が見受けられます。生命線の上部からは短く立ち上がっている直立線があり、これは才能を秘め、人一倍努力家で、若くして独立独歩の生活に入る人の相です。 生命線中央やや下部に当たる位置(i)からは、上下2本の上昇線が立ち上がっていて、上からの1本は最終的に薬指下の太陽丘へ昇り、下からの1本は途中分岐して薬指と小指の中間へと昇っているようです。これらは単なる偶然でなく、努力し自らの力で名誉や名声を掴み、或いは財産を築いていったことの証しです。 太陽丘上の太陽線(h)は事実上2本あって、その2本共にクッキリ指の付け根まで達しています。このように太陽線が複数あるのは“人気運が強く”その後半生において“名誉職が増えていくこと”を予告するものです。 この手相では、頭脳線(a-d)や感情線(e-f)は比較的オーソドックスな位置を走っていて、それほど力強いわけではありません。感情線はやや鎖状形で、情感豊かで人情味のあふれる人物であったと推測されます。鎖状の感情線は、政治家としては稀な相です。 この手相の特徴の一つに、頭脳線と感情線に挟まれた領域―火星四角形―が比較的広く、その内部に縦の線が多いことを見逃してはなりません。通常、この領域には中指に昇る運命線、薬指に昇る太陽線の2本くらいしか見られないのが普通です。ところがこの手相では5~6本の上昇線が存在します。火星四角形の内部に多数の上昇線が見受けられるのは、常に前向きで強運な人物の特徴ですが、対人面でも恵まれているのが特徴です。 運命線(g)は頭脳線でいったんストップし、そこから薬指に昇る太陽線へと切り替わっています。このようなケースは極めて珍しく、その切り替わる流年時は、丁度、彼が労働党の代議士になった時期と相応しています。したがって運命線のストップは、彼が「労働者」としての人生をストップし、輝かしい「政治家」への第一歩を踏み出したことを表しているのです。 因みに、運命線が頭脳線でストップしたり、感情線でストップしたりするケースは少なくありませんが、これらに対して多くの手相の教科書では「人生の途上で失敗する人の相」として扱っています。けれども、これまで私は実占で多数の“ストップ相”を見てきていますが、失敗しているケースは稀で、ほとんどが社会的な成功者です。しかも、頭脳優秀な人物とか、仕事に献身的愛情を注ぐ人物とかで、とても「見込み違いから失敗する」とか「恋愛問題から失敗する」とか思えないのです。このような誤った見解は、実占結果を軽んじた結論ではないかと思います。


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