素顔のひとり言

恋愛なき世代

近年の調査で未婚の男女(18歳~34歳)の内、男性は6割、女性は5割が今現在付き合っている相手がいない―という結果が出たらしい。又、若い世代に限って言えば、SEXそのものに拒否感を持つ人達が、その内3割近くにも達しているらしい。しかも、このことを香港等外国の新聞が「日本の少子化の深刻さ」という形で報道している。その一方、未婚の男女で「いずれは結婚したい」と望む人達も9割弱存在する。つまり、本当は結婚したいのだが、今現在は誰とも本格的な付き合いがなく、どうすれば恋人を得られるのかが解からない―という人達が増えてきているのだ。また近年は処女・童貞の比率も高くなり、先のデータのようにSEXへの拒否感・嫌悪感を抱く比率も急上昇している。これらは、いずれも私の若かった頃には考えられない比率で、いかに今の時代・教育・世相が若者達から“自然な恋愛や結婚やSEX”を奪い取ってしまったか、或る意味では世界で“もっとも孤独で愛を忘れた若者達”を輩出しているか―如実に表す数字として興味深い。多くの人は気付いていないが、日本の若者のこのような状況は、実は世界的に見たとき、良くも悪くも“最先端を行く数値”であると私には思えるのだ。何故なら過去の歴史上では、どの時代・地域でも恋愛やSEXへの拒否感が強く働くことなどありえなかったからだ。そして日本が数値的に急上昇しているので目立つけれども、外国でも先進国ではその兆しはいろいろな点で見受けられている。

人は教えられて恋愛をしてきたのではない。いわば本能として恋愛し、SEXし、結婚し、子供を作ってきたのだ。生物学的には♂♀の生殖行為は自然発生的なもので、人類もまた同様だった。ところが、さまざまな要因が混ざり合ってのこととは思うが、恋愛感情が生まれない、性的欲求が生まれない、或いは拒否する10代半ば~20代前半の世代が日本では秘かに膨張しつつある。近年になって、同性愛者が急速に増えつつあることも、これらと無関係ではない。婚姻成立や子孫繁殖にストップをかける恋愛の仕方だ。あれほど家庭的だったはずの日本人はどこへ行ったのか。あれほど結婚が当たり前だったはずの日本人はどこへ行ったのか。実は「少子化」という問題以前に、ごく普通に恋愛をし、ごく普通にセックスをし、ごく普通に結婚し、ごく普通に子供が生まれる―という図式そのものが崩壊し始めている。少なくとも、若者たちの意識とか頭脳とかでは“それも一つの選択肢”に変わりつつあるのだ。

もちろんこのような考え方が悪いというのではない。或る意味で、あらゆる生き方を認める“自由の国”として好ましい。但し、それが蔓延していった時、間違いなく日本国家は衰退への道を突き進むだろう。日本では明治~昭和にかけ“お見合い制度”というものがあって、これが結婚・出産に大いに貢献してきた。未婚者の9割近くが意図的に独身を貫こうというのではなく、いつかは結婚したいと捉えている今なら、そのチャンスを多数設けてやるのが、軌道修正可能な現代の日本国としての責任ではないだろうか。そういう意味で、どうやって付き合う相手を求めて良いか解からない独身者達に、昔のような“お見合い制度の復活”が有効なような気がする。元々日本人は社交生活というのが苦手な国民性を持っている。だから政治でも外交能力が劣っているのだ。私の云う「お見合い制度」はどちらかと云えば明治~昭和にかけ行われていたもののイメージに近く、平成以降の“お見合いパーティ”とか“結婚相談所”とか“婚活コンパ”とは微妙にニュアンスが異なる。もちろん、それらでも良いのだが、もっと“一対一のお見合い”、及び“仲介者の意見を尊重する決定”に基づくお見合いの方が実際の結婚には有効なような気がするのだ。又、最初にメールのやり取り等を重ねて、互いの結婚条件とか、結婚生活の考え方とか、そういう部分を知った上で逢う形を取れば、決断を下し易いように思われる。さらに重要なことは“お見合いから結婚まで短期間に執り行うこと”で、最初から結婚の意思を持って行うお見合いに、決断まで半年以上を掛けるのは無意味なことと言える。もし、迷うようなことがあったら、占い師に見て貰って判断するのも一つの方法で、結論を引き延ばしにしている内に壊れてしまったケースはあまりにも多い。


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