運命の主役者たち

人は誰でも「運命の主役者」として、自分自身の人生を歩んで行きます。 あなたの人生上の出来事を、もっとも完璧に演じきれる主役は、あなた以外には考えられないのです。 ただ、その人生が世間的注目を浴びるかどうかは別問題です。 ここでは、運命としか呼びようのない人生を背負わせた人々のホロスコープや命式を解説しながら、人は運命にどう立ち向かうべきなのかを一緒に考えて行こうとするものです。

恋愛・結婚によって人生が変わる矢田亜希子さんの運命

矢田亜希子さんのデータ

1978年12月23日午後2時
神奈川県川崎市で出生
1993年
母親と原宿で買い物中、芸能事務所にスカウトされる。
1995年
TVドラマ「愛していると言ってくれ」で、主人公の妹役でデビュー。
2000年
映画「クロスファイア」において、女性超能力者役で主役。
2002年
TVドラマ「マイリトルシェフ」で、連続ドラマでの初主演。
2005年4月
TVドラマ「夢で逢いましょう」で、俳優・押尾学と共演。
2005年8月
所属事務所から、押尾学との真剣交際が発表される。
2006年11月13日
押尾学との結婚を発表。
2007年11月19日
長男を出産。
2009年1月
「ヴォイス~命なき者の声~」で3年ぶりに芸能界復帰。
2009年8月
押尾学、薬物使用で逮捕。その直後に離婚を発表。
2010年5月
TVドラマ「刑事・鳴沢了」で女優復帰。その後「逃亡弁護士」にも出演。

【ホロスコープの解説】

全体的特徴
ホロスコープ全体の特徴として、西半球に惑星が偏っていることが誰の目にも明らかです。すべての惑星が西半球に集中し、東半球には惑星が一つもありません。通常一つくらいは片側に入るもので、そういう点では異色のホロスコープと言えます。ホロスコープの役割から言って、東半球は“自主的言動や努力が導き出す運命”を表わし、西半球は“他動的な働き掛け、或いは相手側に引き摺られる運命”を表わし、彼女のように、西半球に惑星が集中している場合“誰と関わるか”“どういう相手と結び付くか”が大変に重要なポイントとなります。つまり、関わる相手次第で運命・人生が大きく異なって来るホロスコープの持ち主と言えるのです。
又、彼女のホロスコープでは、もう一つの特徴が“惑星度数”として示されています。つまり、多くの惑星が「7度前後」と「18度前後」とに集中しているのです。まず、第一のグループは、月―水星―火星―木星の四星で7度前後に集中しています。さらに、もう一つのグループは、金星・天王星―海王星―冥王星の四星で18度前後に集中しています。この二つの惑星グループから外れた太陽、土星、ドラゴンヘッドは、少なくとも彼女の人生の“主役的役割”を演じることはない惑星たちなのです。そして、ここでも太陽が外れているところから、彼女の人生は“彼女自身の意志”とはあまり関係なく、進行していくような傾向を持っていることが特徴と言えそうです。しかも、その太陽は冥王星の72度アスペクト以外は関わりを持っていません。もし、彼女の人生において、彼女の意志が強く働くところがあるとすれば、それは“生まれ変わり(変身)”の意志を示すときであって、これまでのイメージと全く違った“外貌・雰囲気・言動”の女性として変身した後の姿として表れる時―以外にはないのです。
アスペクト
既に述べたように、彼女のホロスコープにおいて特徴的なアスペクトは二つに絞られています。つまり7度前後に位置する惑星達―月―水星―火星―木星を結びつけている“第一のグループ”と、18度前後に位置する惑星達―金星・天王星―海王星―冥王星を結びつけている“第二のグループ”の二つです。「月」を伴う“第一のグループ”は、プライベートに強く作用し、月―火星の90度が気性の激しさを表わし、家庭生活にトラブル生じやすいことを暗示していますが、月―木星の60度は大らかな気性も備えていて、トラブル生じても援助の手が差し伸べられる形です。水星―木星の120度アスペクトは博学・多才で、歴史と外国に強いことを表わし、そういった方面・分野に進出していけば、より才能を開花させていくに違いありません。又、火星―木星の150度は衝動性のあること、性的エネルギーに満ちていることを表わし、海外進出の可能性も秘めている配置です。
「金星」を伴う“第二グループ”は、まず金星・天王星が0度アスペクトで一体化し、愛することにかけては“自由奔放であること”を表わしています。決して社会の規約に縛られることなく、突然愛を感じて一緒になり、突然愛する人と離れ決別する…人生を、今後も歩みがちです。金星・天王星が0度で結び付いている人で、順序立てた結婚や離婚を行っている人を私は知りません。子供が生まれたから母性が目覚めて家庭的に変わる…ということも私には信じがたいことです。又、このアスペクトは、俗にいう“不倫・愛人関係”を生じやすいアスペクトです。
金星・天王星―海王星―冥王星の四星は、金星・天王星を頂点として“二等辺三角形”を表出してもいます。したがって、彼女の愛情問題には、常に“理想・幻想”と“復活・変身”が付き纏います。元々備えている影響を受けやすい性質・体質が、恋愛や結婚によってより助長されやすくなるのです。相手次第でどうにでも変化していく可能性を秘めているのが彼女なのです。
注目すべきトランジット度数
彼女の人生前半を支配しているトランジット惑星は海王星であると言えます。まず、彼女がTVドラマ『愛していると言ってくれ』でデビューした年、トランジットの海王星は「やぎ座」24度にあって、出生時のアセンダント(上昇点・ASC)に対し120度アスペクトで刺激していました。理想が現実化しやすい時期であると共に、対人関係にも恵まれていきます。その後、映画『クロスファイア』で主役を演じるようになった年には、トランジットの海王星は「みずがめ座」5度にあって、出生時のMC(南中点)に0度で重なっていました。夢が叶う時期であると共に“仕事上で勘が閃きやすい時期”でもありますが、彼女は正に「超能力者」というピッタリの役だったのです。TVの連続ドラマで初主演となった年の海王星は「みずがめ座」8度で、出生時の月―水星―火星―木星の四星に対して、120度、60度、30度、180度のアスペクトを投げ掛けています。
押尾学と出逢った2005年の海王星は「みずがめ座」16度となって、出生時の金星に対して90度アスペクトなのです。“予期せぬ恋愛”が生じやすいと共に、一般的には不倫や三角関係など複雑な関係に発展しやすいアスペクトです。翌2006年11月13日に「結婚」を発表しますが、それはトランジットの海王星が17度に位置して“正確な90度”を作り、さらに出生時の天王星、海王星、冥王星にもアスペクトし、彼女自身が先天的に持っている“愛によって全てが変容する”現象を引き起こします。なお、この時トランジットの土星は「しし座」24度にあって、アセンダント(ASC)と90度です。対人面が極端に悪化しているはずです。
押尾学の麻薬事件が起きた2009年はトランジットの海王星は直接関与せず、その代わりのように冥王星が「やぎ座」1度となって出生時の太陽にピッタリと0度で重なっています。これは彼女が“生まれ変わらなければならない”時期に来ていることを表わし、それまでの生活が一変するのが常です。同じ時、トランジットの土星は「おとめ座」19度にあって、出生時の金星・天王星・海王星・冥王星とアスペクトしていました。トランジット惑星から彼女の今後を予測してみると、天王星が「おひつじ座」7度を通過する2012年5月~6月にかけてプライベートや仕事上での大きな変化が生じて注目を浴びることでしょう。

【四柱命式の解説】

全体的特徴
命式全体の組織構成としては、特別、珍しいと言えるようなものはありません。日干の「己」は、月干の「甲」と干合しますが、土用期間(1月18日~2月3日・4月18日~5月5日・7月20日~8月7日・10月20日~11月7日)の生まれではないので、「土」に化すことはできません。この日干と月干の干合は“人気商売”をしている人達にしばしば見受けられるもので、協力者が出現しやすい形でもあります。十二支の方は月支と年支とが支冲している関係で、家庭内に争い事が生じやすい配置です。又、「午」と「未」があって、これに「巳」が加われば“方合火局”が成立し、親や上司から大切にされ才能発揮して生きていく運命となります。
月支蔵干からは「偏財」が表出され、一か八かの“賭博的な人生観”の持ち主と言えます。その傾向は年干の「劫財」にも多少表れています。その一方、月干からは「正官」が出現し、社会的な名誉・地位を与えられやすい人生が暗示されています。ただ年干の「劫財」は、名誉は得られても経済的には苦しく、波乱に満ちた人生であることを物語っているようです。時柱には「食神」が表出されているので、中年以降になれば、安定した生活を得て、子供との関係も良いものとして続いていくことでしょう。
日支からは「比肩」が表出され、夫に甘えきれないタイプの女性です。勝気さが愛情生活では裏目に出ることが多いのが、ここに「比肩」が表出されている方の特徴です。彼女の場合はどうだったか明らかではありませんが、親友や兄弟のような感覚で一緒に暮らす形を取らないと、徐々に距離感が生まれて夫婦間に亀裂が生じやすい傾向があるのが「比肩」星なのです。どちらかと云えば、結婚後もそのまま仕事を続けた方が家庭生活も安定し、夫婦間の危機があっても乗り切っていけたはずです。
運気的に注目すべき干支
命式構成自体は、内格の「偏財格」に当たっていて、日干の干合はあっても合化することはできないので、財星運活発化する運気の年に社会的な成功を得られやすい干支配合と言えます。女優としてのデビュー「乙亥」年は、偏官・正財年で、日干が抑えられて財運強まり、将来性が買われて素質・能力が世に出ていく年です。映画『クロスファイア』で、超能力者役という珍しい役柄で主役を演じた「庚辰」年は、傷官・劫財年ですが、月支「子」に対して三合支となる「辰」が来て、ここでも財星運は強められます。TVドラマで初主演となった「壬午」年は、正財・偏印年で財運顕在化し、世間的評価も一気に高まっていったようです。
押尾学と出逢った「乙酉」年は、偏官・食神年ですが、月支から見ると「酉」は神殺星の「咸池」に当たっていて恋愛生じやすい年、「甲申」の「正官」月に至って“二人の仲は公然のもの”となります。その後彼女の仕事は極端に減らされ、翌2006年11月13日(丙戌年・己亥月・丙午日)に押尾学との結婚が発表されました。年と日に「丙」があって、十二支の方も「午―戌」で三合火局が不完全に形成され、印星運の強い時期であったと推定されます。
つまり、彼女にとって押尾学は“甘えられる存在”“癒される存在”であったのかもしれません。しかし、同時に命式構成においては日干が強められ、“財星の七殺”に当たる火旺の運気となったことで、社会的には風当たりが強まり、能力は封印されたと思われます。
「己丑」年となって、日干「己」が極端に強められ、運勢的には孤立していきます。8月に押尾学の麻薬事件が起こるのですが、その前月、丑年の丑月となって、“夫”を表わす日支「未」にとって二重に「支冲」される年・月となっていたのです。つまり、事件の前月から実質的には“別れる前兆”が始まっていたのかもしれません。「庚寅」年の今年になって、TVドラマで女優復帰を果たしていますが、本格的には「辛卯」年となる来年からの方が良いのかもしれません。

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