今日の迷言・余言・禁言

“教える側”から「ムチ」を奪うな

私がとても興味深く感じている文字がある。「教える」という文字だ。実は、このことに気付いたのは十年以上も前になる。古代エジプトでは、ご存知のように「ヒエログリフ(聖刻文字)」という文字から王朝文明がスタートした。古代中国・殷(商)王朝では「甲骨文字」という原初漢字文字から王朝文明がスタートした。この東西の古代文明圏で発明された「教える」という文字には共通性があったのだ。それは両方ともに“子供に鞭をふるう形”として「教える」の文字が成立していることだ。つまり両文明とも、王朝の子孫たちには文字通り“力ずくで”知識を教え込んでいた、ということである。それは同時に、将来の王朝を担う子供たちに知識を教えるということが、鞭を使ってでも憶え込ませる必要性があったことを、われわれに気付かせてくれている。そう、幼い子供たちには文字通り“知識を叩き込ませる”ことも必要なのだ。ところが、最近は“逆現象”が起きてしまっている。茨城県の中学校で、女子中学生が教職員二人を殴って傷害容疑で逮捕された。全治二週間の怪我を負わせた児童は男子中学生ではなく、女子中学生であった。しかも、暴力を振るわれた一人は30歳の男性講師である。この“構図”をどう見れば良いのか。一番の理由は、子供たちが“学ぶ立場”から“お客様の立場”へと変貌していることである。つまり、外野であるはずの“父兄たち”がうるさすぎて、実際のところ“知識を叩き込ませる”ことなど出来なくなっている、ということだ。たとえ児童から“ムチ”を振るわれても、教師の側からは“ムチ”を振るうな、と指導させている。つまり完全に教師から“ムチ”が奪われているのだ。これは古代文明が指摘している「教育」の在り方ではない。幼い子供たちには“ムチ”を持って指導するのが何千年も繁栄が続いた王朝の“教師の在り方”なのだ。


最近の記事はこちら

「入れ墨」か「タトゥー」か

時々、どちらの言い分が正しいのか、判別が難しい対決がある。大阪地裁で争われている“医師法違反”もその一つで、医師免許がないのに“入れ墨”の施術をしたとして医師法違反に問われた“彫師の男性”が「タトゥー…続きを読む

“占い界”における藤井聡太はどこに?

最近、プロスポーツの世界では次代を担う“若き天才”たちが続々と誕生している。ここで取り上げる将棋世界の藤井聡太君など、その典型だ。まだ14歳の中学生だが、既に昨年10月からプロ棋士四段に昇格した。そし…続きを読む

「EU」が揺れている

11人が立候補したフランスの大統領選で、予想されていた通り過半数を得たものがなく、改めて5月7日に「国民戦線」のルペン氏と、「前進!」のマクロン氏との間で“決選投票”が行われることが決まった。ルペン氏…続きを読む

北朝鮮にも“隠れキリシタン”がいた!

“隠れキリシタン”と言えば、江戸時代の長崎を思い浮かべる。現在でも、その子孫の方々が存在していて“隠れキリシタンの信仰”が維持されている。もう、日本では堂々と“キリスト教徒”を名乗って良いのに、子孫の…続きを読む

“究極の美”は、“マゾ体質”の証明

確かに、その人は美しい。とても50歳には見えない。「美のカリスマ」と呼ばれる。本人も「肌の美しい人を見ると、つい傍に行って話しかけてしまう」とおっしゃる。確かに“美”へのこだわりが強いようだ。君島十和…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.