素顔のひとり言

日本人であるということ

今年は正月から週刊誌が飛びつきそうな話題やネタが矢継ぎ早に飛び出している。「ベッキー不倫騒動」があり「スマップ独立失敗」があり「甘利金銭疑惑」があり「宮崎育児不倫」があり「清原覚せい剤逮捕」があり「小保方出版」があり「ホリエモン出資失敗」があり…数え上げるときりがない。特に週刊文春はスクープ連発で鼻息が荒い。ただ、これらは日本だから話題性があり“取り上げられる問題”で、果たして日本以外の国でも同じような扱い方がされるであろうか。日本人と同じような感覚で受け止めるのであろうか。

もともと日本人は潔癖感の強い民族であり、倫理に外れることを嫌う傾向が顕著だ。だからベッキーは集中砲火を浴びたし、キムタク以外のスマップも“謝ること”を強要された。甘利大臣も“ワナに嵌った”こと自体が罪だとされた。宮崎議員は“美しい女性ばかり”に手を出したことが人一倍反感を食らった。清原は選手時代の栄光まで剥奪された。小保方氏には元上司の妻が“あの日を返せ!”と言いたげだ。ホリエモンには“もうけ主義への制裁”的イメージでせせら笑う人が多い。いずれも日本人的な感性で週刊誌やネット報道に対して好意的な受け止め方のようだ。もちろん、不正なことは良くないし、過去のことであれ、償うべき部分は償わなければならない。ただ日本人は「善人・悪人」を明確に分けたがりすぎる。人間には本来「善」の部分「悪」の部分があり、それらの比率が「100対0」の人などいないはずで、幾分かは誰でも「悪」の部分も持ち合わせているのが人間なのだ。ところが、いったんその人の「悪」の部分を観てしまうと、何もかもを「悪」と決めつけるような傾向が日本人にはみられる。ネット住民などは特に顕著で、その人の“全人格”まで否定するような総攻撃をかける。

例えば「ベッキー的な不倫問題」は、占い師の元に持ち込まれる相談としてはよくあることで、最初、男性に妻子がいることなど知らずに関係を持ってしまう女性は多い。いったん男女関係が出来上がると、そのあとで妻子がいたことを知っても、そこでブレーキを掛ける女性は少ない。もちろん「不倫」が罪なことだと知ってはいるが、恋愛関係が深まってから知ってしまうと、女性の中で「罪」よりも「愛」の方が勝ってしまうケースが多いのだ。まして男性側が「妻とは別れる」を口にしている場合、よほどのことがなければ引き返すことはできない。占い師の元を訪ねてくる女性の多くは「彼は本当に奥さんと別れて、私と結婚してくれるでしょうか?」と必死である。そこには「不貞行為を働いている罪の意識」はない。いや、正確に言えばあるのだが、その部分には目を瞑っている。

占い師は、裁判官でも弁護士でもないから、とりあえず「今後どうなっていくか」を中心に観る。少なくとも私の場合はそうだ。相手の奥さんの生年月日も判っている場合は、それも合わせて慎重に判断する。但し、表出された“本当の答え”をそのまま告げるとは限らない。なぜなら、こういうケースでは時に悲観的になって自暴自棄になってしまう女性もあるからだ。ただ単に「今後の見通し」を語るだけでは、その女性を幸福にすることはできない。本人の性格や状況、相手男性の性格や状況、相手の奥さんや子供たちなどのことも含めて、どう対処していくのが、三人にとって最も良い「解決策」となるのか、占いで“表出された回答”を基にベストな方法を探り出す。占い師だからといって、相談者以外のことは無視して良いはずがない。

日本は島国で外敵の侵入を防げたので「日本民族」としての特徴を顕著に残している。ヨーロッパのように陸続きだと嫌でも他国からの浸食を受ける。そういう意味で日本人は良くも悪くもまとまりやすい。考え方とか、生き方とか、反応の仕方に“多数に同調しやすい傾向”がみられるのだ。したがって、いったん週刊誌やインターネットでバッシングされると“徹底的に叩き”のめして、“救いのない状態”に放り出してしまいがちである。特に「外国」が絡んでいる問題に対しては、この傾向がより著しい。どのような人にも生きていく権利があり、未来があることを思うと、もう少し“寛容な部分”があってほしいと思うのは私だけなのであろうか。

 


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