今日の迷言・余言・禁言

本当は怖い「次世代」という考え方

エジプト航空機がまたしてもテロに遭ったらしい。勝手な憶測でいえば、ISも含む「イスラム原理主義」の一派によるテロ行為であろうと思われる。今回の直接原因は今のところ不明だが、彼らのテロ行為には共通性がある。最初から、自分の命を犠牲にする覚悟で行っている、ということ。だから躊躇がない。しかも“聖なる死”という考え方に基づく。彼らは死の直前まで“神を讃える”。信仰が背景にあるので「殺人行為」であるのに“悪”という概念がない。そうはいっても通常なら「死」を意識すれば“怖さ”が伴う。それが、そうならないのは、自らを“神の代行者”と位置付けているためである。つまり「神の眷属」として“殺人を行うのだ”という思い込みがあるからだ。日本人の感覚からすれば、仮にそうだったとしても、結果として“自分自身は倖せになれないではないか”という思いが残る。けれども彼らの感覚は異なる。元々が“民族宗教”である「イスラム原理主義」は、考え方の根本に「われわれ」がある。決して「わたし」ではない。だから、自分が犠牲になったとしても、その結果として「われわれ→次世代の子孫」が“勝利”すれば、それによって目的は達せられる。ここで重要なのは「われわれ」が“倖せ”になるためには「敵」に“勝利”しなければならない、と考えていることだ。そして、その「敵」とは、自分たち民族以外の“信仰対象”にある。決して特定の国家とか、指導者とか、地域とかにあるのではない。謂わば「異なる宗教=神」にある。それらの“神々”に“勝利”しなければならないのだ。「究極の一神教」である彼らは“みんなも一緒に倖せになろう”などという甘い発想はない。地球全体が「イスラムの神」に帰依するまで“聖戦”は終わらない。もちろん、これはあくまで「イスラム原理主義」の考え方であって、それ以外の“平和なイスラム教徒”の考え方ではない。ただイスラム教徒が、その根本に「われわれ→次世代の子孫」という発想を持っているのは共通している。


最近の記事はこちら

習近平主席とトランプ大統領にも「冷却期間30日」を⁉

昨日、中国の全国人民代表大会において「民法典」が可決・成立した。その内容は、中国では夫婦間で「離婚届」を出そうとした場合、“30日間の冷却期間”を待たなければ受理されないよう法改正したもので、来年1月…続きを読む

「神秘思想」が“犯罪化”する時

大昔から変わっていないことの一つに、信仰とか、呪術とか、占いとか、心霊とか、特殊療法とか、精神世界とか、超能力とか……その人の“日常”とは切り離れたところに位置する「思想」は、徐々にカリスマ化され、い…続きを読む

「医療従事者」だけの“特別待遇”には疑問⁉

世間というのは、時として“一方向”を向きがちである。例えば「医療従事者」に対しての扱いだ。特に“新型コロナ関係”の医療従事者に対して、世間はここ数ヶ月“畏敬の念”を向けるようになった。そのこと自体は、…続きを読む

摂津市の「凡ミス」を日本中に知らしめた

“お役所仕事”というのは融通が利かないことが多いものだが、その代り「間違いはないもの」と誰もが何となく認識している。ところが、その“お役所仕事”に「凡ミス」が発生した場合、だれが責任を取るべきなのだろ…続きを読む

「メロン」と「芸人」の“怪しい価格”

物事は何でも“需要”と“供給”の関係から、その「価値」というものが定まってくる。だから多くの場合、その“価値”として表示されている価格はおおむね正しい。けれども、中には“明らかにおかしい”と感じられる…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.