今日の迷言・余言・禁言

“波乱な人生”が、人間としての魅力を増す

NHKの社会派番組「アナザーストーリーズ・運命の分岐点」のMCレギュラーとして女優・沢尻エリカさんが抜擢された。採用側のコメントとして「波乱万丈な人生にも負けないタフさを持っている」ことが第一の理由として挙げられている。確かに、一時期のバッシング合戦は相当なもので、芸能界に“居場所はないのか”と思わせるほどであった。多分“美人で生意気”な雰囲気が、サラリーマン男性たちに“自分の職場にもいる生意気な女性”を想起させ、必要以上のバッシングへと発展したのだ。けれども、彼女は“自分を見失わなかった”。ここが重要なのだ。世の中には「できる」ことで、必要以上に批判を受けやすい人たちがいる。或いは「正直すぎる」ことで、必要以上に反感を買いやすい人たちがいる。予期せぬ批判やバッシングで、自分を見失い、自信を失って、孤立していくケースも多い。元々は優れた素質や能力を持ちながら、性格的な弱点を持っているために、周囲から孤立し、卑屈になって、二度と這い上がれなくなってしまう人達も多い。或る意味で、沢尻エリカさんはそういう人たちの鏡であり、自分を見失わなければ「運命」は必ず、その人にふさわしいステージを用意しているものなのである。ただ、沢尻さんがそうであったように、本当の意味で“幸運”がやってくるのには、少しだけ時間がかかる。それを忍耐強く“待つ”ことも、人生には必要なのだ。波乱万丈な人生は、その人に“人間的な深み”を与える。それは波乱のない人生では身に着けられないものである。つまり、将来の財産となる。“低空飛行”の期間も、決して無駄ではないのだ。


最近の記事はこちら

「竜宮の遣い」出現は“幸運”?“災い”?

「リュウグウノツカイ(竜宮の遣い)」と呼ばれる“深海魚”をご存じだろうか。深海魚であるから、滅多なことでは姿を現さない。体長が3m以上ある太刀魚に似た体形の奇妙な魚類である。昨日、舞鶴市の沖合でこのリ…続きを読む

「正義」に固執しすぎる時代

最近のニュースには「正義」というものに固執し過ぎているものが多い。特に「絶対正義」だ。その時、正義でも時代が変わることで、正義でなくなってしまうことは少なくない。例えば太平洋戦争の時代、お国のために“…続きを読む

ただ働きで借金⁉「連邦職員はつらいよ」

昨年末からアメリカの政府機関が閉鎖したままになっている。当然のことながら、そこで働く人たちに給与は出ていない。その数約80万人である。政府機関の中には仕事そのものも休止した状態で閉鎖されたままの部署も…続きを読む

「もう一つの学校」が必要な時代

中学校などの教育現場で今、深刻な状態を引き起こしているのが「隠れ不登校」の問題だ。病気とかイジメとか精神的な問題から「不登校」が生じてしまうことはしばしば耳にする。学校側が定義する「不登校児」というの…続きを読む

「天使のはしご」で空を飛ぶ

ときどき神様はイタズラをする。神様というのはイタズラ好きなのだ。「天使のはしご」も、その一つなのに違いない。昨日、朝、東京上空には「天使のはしご」が降りた。私はその名称を知らなかった。重く垂れこめた雲…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.