今日の迷言・余言・禁言

父娘の再会は「死」を招く?

ロシアから一人の女性が英国にやって来た。そして久しぶりに英国で暮らしている父親と逢った。二人はソールズベリーのショッピングセンターへと出掛けた。そこまでは、ごく普通の親子のように見える。ところが…二人は何者かによって神経剤を投与され、意識不明の状態で館内のベンチに横たわる姿で発見された。通報で駆け付けた最初の警察官も、神経剤に感染したようで意識不明となってしまった。ドラマのような展開、その男女が親子だと分かるまでに時間が掛かった。最初に注目されたのは、その男性の方がロシアで「二重スパイだった」として“禁固13年の刑”を受けたセルゲイ・スクリパリ氏(66歳)だったことだ。謎の薬物投与により意識不明…しかもロシアと英国。若い人は知らないかもしれないが、昔の映画007「ロシアより愛をこめて」を思い出す人も多いに違いない。実際、映画のような内容なのだが、スクリパリ氏は最初ロシア軍の情報機関に所属していた元大佐で、やがて英国の対外情報部「MI6」とも通じて“スパイ活動”を行ったとされている。禁固13年の刑を受けていたのだが、2010年に米国とロシアの間で“スパイ交換(?)”が成立して釈放となった。その後、英国に亡命した人物なのだ。したがって、ロシアで暮らしていた娘が久しぶりで逢いに来たことで、彼の中に油断が生じた可能性もある。映画007のように気を抜けないのがスパイなのだ。警護は付いていたのかもしれないが、父娘の再会ということで距離を保ったに違いない。金正男氏の場合でもそうだったが、人が大勢いて警戒心が解かれているような場所こそ魔の手が暗躍しやすい。映画007で、現在のジェームズボンド役を演じているのはダニエル・クレイグ氏だが、その容貌はどこかロシアのプーチン大統領に似ている。2006年、実際にロシアのスパイだったアレクサンドル・リトビネンコ氏は、ロンドンのホテルで放射性物資を混入された紅茶を飲んで死亡している。この時、プーチン氏も了承して行われた暗殺なのではないかと噂された。真相は常に“闇の中”。それがスパイが絡む事件だ。今回も、いずれ“闇の中”に消し去られていくに違いない。


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