人相教室

顔面の縦区分と横区分から生まれた「顔面26部位」

顔面26部位と正中十三部位

古代から、東洋系人相術においては「顔面部位」と呼ばれる「顔の特定位置」に基づく気血色判断が行われてきました。この顔面部位の元になっているのは、中国・周王朝期の産物と思われる「正中十三部位」の顔面区分法にあります。つまり、鼻が通る縦の顔面中央を「正中帯」と呼び、その縦の領域を13に区分し、個々のポイントに対し特定の名称を与えたのです。そして、それら13部位の状態を見ることによって、人生や運命が判断できる、と考えたのです。
ここから東洋系人相術はスタートするのです。漢代以降には、この観方・考え方が普及発展して何と一時的には顔面130部位へと細分・拡大されたこともありますが、これはあまりにも細か過ぎていて実用的な判断方法ではありません。それに同じ個所を異なった名称で呼ぶなど、矛盾も見受けられます。
私は合理的な顔面部位区分法としては「顔面26部位」分割が適切である、と捉えています。
これは、すでに述べてある波木流の「顔面の縦区分」と「顔面の横区分」とを組み合わせて出現する顔の区画領域です。あいまいになりがちな位置指定を、これならば明確に区切って26分割することが可能となるのです。ただし、実用的な顔面総部位は、もう少し細分されるのが実態です。波木流人相術においても、さらに細分した「総部位の図」はあるのですが、それはかなり高度な観察力を要するので、その前段階として理解してほしいのが26部位の図・区分なのです。
これらの判断方法は、形ではなく、主として気血色によって行われます。

【天停部位】 「天位・中央面=1」「人位・中央面=2」「地位・中央面=3」
「天位・正面=4」「人位・正面=5」「地位・正面=6」
「天位・側面=7」「人位・側面=8」「地位・側面=9」
【人停部位】 「天位・中央面=10」「人位・中央面=11」「地位・中央面=12」
「天位・正面=13」「人位・正面=14」「地位・正面=15」
「天位・側面=16」「人位・側面=17」「地位・側面=18」
【地停部位】 「天位・中央面=19」「人位・中央面=20」「地位・中央面=21」
「天位・正面=22」「人位・正面=23」「地位・正面=24」
「天位・側面=25」「人位・側面=26」

それぞれの意味合いに関しても簡単に述べておきます。

1= 「正中十三部位」では「天中・天庭」にあたり、神仏関連や訴訟問題について判断します。
2= 「正中十三部位」では「司空」にあたり、役所関連、試験の合否、仕事運につき判断します。
3= 「正中十三部位」では「中正・印堂」にあたり、本人の願望や印鑑問題について判断します。
4= 額上部で、本人の先祖や心霊世界と関わりが深く、予期せぬ災難とか天災も暗示されます。
5= 額中央左右の広い領域で、目立たないところですが父母運や財産運と関わりを判断します。
6= 眉骨があって高く、眉毛を含む部分ですが、本人の行動力と血縁関係、才能を判断します。
7= 額左右の抜け上がる部分で、本人にとって未知の領域を表し、海外の出来事など判断します。
8= 額側面で「こめかみ」と呼ばれる部分ですが、旅行や移動の吉凶、遠方取引等を判断します。
9= 額側面で「こめかみ」の下部ですが、日常的動向や金銭取引、契約関連問題を判断します。
10= 「正中十三部位」では「山根」にあたり、身内関連や健康問題、結婚運について判断します。
11= 「正中十三部位」では「年上・寿上」にあたり、1年間の運勢や病気について判断します。
12= 「正中十三部位」では「準頭」にあたり、物質的欲望や度量の大きさについて判断します。
13= 目を含む瞼全体の部分ですが、眼には精神力が現れ、瞼からは家庭的愛情が判断できます。
14= 鼻の側面から頬骨に至る部分ですが、世間との関わりや、社会的位置・財力を判断します。
15= 小鼻を含む頬の下部ですが、金銭的な出入りと、人気運が示され、対人運も判断できます。
16= 眼尻一帯ですが、配偶者や恋人との関係、愛人や片思いの相手との問題などが判断できます。
17= 耳の手前に位置する部分ですが、本人の健康状態や身近な親戚間との問題が判断できます。
18= 耳たぶの手前に位置する部分で、家庭内の問題や、家系・相続財産の問題などを判断します。
19= 「正中十三部位」では「人中」にあたり、SEX問題や妊娠・出産などについて判断します。
20= 「正中十三部位」では「水星」にあたり、愛情の厚薄と潔癖の度合いについて判断します。
21= 「正中十三部位」では「承漿」にあたり、印鑑問題や消化器官の病気について判断します。
22= 人相で云う「食禄」と「法令」を含む領域で、本人の活動範囲や部下後輩の運につき判断します。
23= 口唇の両側に属する部分で、本人の意志や考え方が、どれだけ浸透しているか判断できます。
24= 下頤の両サイドで、住居や職場における近隣との関係が現れ、倉庫等の問題も判断できます。
25= 耳下の骨が突き出た「顎(あぎと)」の部位で、本人が秘密にしておきたい事柄が判断できます。
26= 「下頤」と「顎」とを結ぶ下辺で、海や川など水辺の問題や路上での出来事などを判断できます。

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