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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「日本文化」だけど「倭(わ)」の“文化”ではない


今更言うまでもないが「日本」という国は、大昔「倭国(わこく・ヤマト)」と呼ばれていた。それが「日本」という国名に改められたのは7世紀末のことである。したがって、おそらく1000年近くの間は「倭」としての集団だったに違いない。大まかに言えば「日本」に改めてから“1400年間”ということになる。けれども血統的に切り離されることはなく「倭」の時代も含めて「日本の歴史・文化」ということになる。そして以前にも述べたが、その「倭」の時代、倭人たちは“刺青”を入れていた。それには二つの目的があったらしく、その一つは“役職・身分”の表象として、もう一つは海に潜って魚を捕ることが多かったので、魚類たちに“異端視”“警戒”されないためであった。時代変って現代では、日本人の多くは「刺青」に対して“違和感”を持っている。それは江戸時代から日本では「刑罰」の“印”として、刺青を入れるように変わったからである。やがて、それは“ヤクザの紋章”となった。こうして日本人は「刺青」に対する拒絶反応が強くなったのだ。9月20日から11月2日まで、アジアでは初の「ラグビーワールドカップ」が日本国内で開催されている。それに関連して海外メディアが取り上げた興味深いニュースがある。それはワールドラグビー本部の方から各国に対して“異例の通達”があったというのだ。「日本の文化」を尊重するために、日本の公共プールなどでは「タトゥを隠す」ことを推奨しているというのだ。この通達を受けて、サモアのチームなどは“スキンスーツ”と呼ばれるものを着用して肌を隠すべく指示を出したらしい。その部分を海外メディアは「日本の文化」の特殊性でもあるかのよう報道している。実際に日本の温泉などでは、外国人に対し「タトゥ」が入っていることで入浴を拒否する事例も多い。日本の温泉街ホテルではその56%が「お断り」を掲示している。別府温泉街の調査では、日本人観光客で「タトゥを認める」としたのは12%に過ぎなかったという。これではホテル側が“拒否”するのも致し方がない。ただ、それが「日本文化」として海外メディアに取り上げられるのは、今一つ納得できない。大昔「ヤマトダマシイ」という言葉が流行った。なぜか「日本ダマシイ」とは言わなかった。「ヤマト」と「ニッポン」とは、どこでどう違っていったのだろうか。

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