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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「70代女性」の元気と「30代女性」の体力低下


日本には「スポーツ庁」と呼ばれるものがあって、そこが各世代別の体力や運動能力に関する調査報告を出した。それによると「東京オリンピック」が行われた1964年当時に比べて、令和の60代後半~70代の女性は総体的に体力も運動能力も格段に優れているらしい。医療とか食事内容とか、いろいろな条件がそうさせているのだろうが、私が思うに、いちばんの違いは“何かをしている女性”が圧倒的に多いことだ。昔は、60代後半以降というのは、女性達は特に何もしていなかった。家事は普通に行ってはいても、それ以外のことを行っている女性は極端に少なかった。今の60代後半~70代の女性達は、逆に“何もしていない”女性の方が珍しい。現役で働いている女性も多くなったし、趣味のサークルや何かの習い事や勉強を始めている女性も多い。運動にも熱心で、ジョギングとか、散歩とか、ダンスとか、ヨガとか、ジム通いとか、いろいろと忙しい。つまり、昔は“余生”といえるような生き方だったのに、今は“現役”としての生き方に変わったようだ。特に、女性の場合には男性よりも相対的に“長く生きる”可能性が強いだけに、健康を維持しようとする意識が高まったような気がする。その反対の兆候が表れているのが30代後半女性達だ。体力も運動能力も55年前に比べて“低下傾向”にあるらしい。しかも、この傾向は一時的なものではなくて、ここ20年くらいずっとそういう傾向にあるというのだ。つまり、日本の経済力が落ちて来て、30代後半女性達が働きに出なければならないし、家事や育児にも追われなければならない…という状況が出てきた状況に符合する。このようなデータから考えると、日本女性の場合は、もしかすると家事や育児に追われる間は“専業主婦”的な生活の方が幸福なのかもしれない。派遣社員やパートとして働きながら、同時に家事や育児も“両立”させる状況というのは、日本女性から心身の活力を奪ってしまうのかもしれない。ましてや、今のように“将来が不安”になって来る社会情勢だと仕事を辞める選択肢はないから、この状況は当分解消されないことになる。30代後半女性達のこころとからだが蘇ってきたとき、日本そのものも蘇っていくのだ。
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