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運命の主役者たち

人は運命にどう立ち向かうべきなのか


人は誰でも「運命の主役者」として、自分自身の人生を歩んで行きます。 あなたの人生上の出来事を、もっとも完璧に演じきれる主役は、あなた以外には考えられないのです。 ただ、その人生が世間的注目を浴びるかどうかは別問題です。 ここでは、運命としか呼びようのない人生を背負わせた人々のホロスコープや命式を解説しながら、人は運命にどう立ち向かうべきなのかを一緒に考えて行こうとするものです。

チャリティー活動も多くなってきた藤原紀香さんの運命

藤原紀香さんのデータ

1971年6月28日午後0時40分
兵庫県西宮市で出生
1989年
選抜高校野球「セブンティーンレポーター」の1人に択ばれる。
1992年
第24回「ミス日本グランプリコンテスト」でグランプリを受賞。
1993年
東レ水着キャンペーンガール。TV「クイズ紳助くん」初代アシスタント。
1995年
阪神大震災で被災「人生、いつ終わるか分らない」と上京。
2000年
香港映画『CAT’SEYE』に出演。「CMの女王」と呼ばれる。
2003年
格闘技「K-1」の中継司会。R&BバンドのTAKAと交際。
2004年
自身がプロデュースする「NEW YORK DIARY」ブランドの立ち上げ。 JICA(国際協力機構)の「ピーク・トーク・マラソン」に賛同、各地で写真展開催。
2007年
芸人の陣内友則と2月挙式、4月入籍、5月披露宴。
2008年
「世界経済フォーラム」の1人に択ばれる。
2009年
夫・陣内と別居から離婚。「OPPAIプロジェクト」に賛同し、チャリティー写真展。
2011年
東日本大震災後「Smile Please世界こども基金」で義援金を集める。 被災地で活動。

ホロスコープの解説

全体的特徴

ホロスコープ全体の基礎知識として、その人の太陽がどの位置にあるかは、どの時間帯に出生していたのかを、改めて確認する意味でも重要な観点です。日の出前後の時間帯に出生していれば、その人の太陽はアセンダント(上昇点・ASC)付近に来ます。正午前後の時間帯に出生していれば、その人の太陽はMC(南中点)付近に来ます。この二つの時間帯前後に出生している人は、基本的に個性が強く、その個性を何らかの形で世の中に表わすことが“求められている生まれ”なのです。彼女の場合も正午過ぎの生まれで、基本的に“自らの個性と輝きを表わして”生きていくことが宿命づけられている人物と言えます。つまり、良くも悪くも“華やかな人生”“目立つ生き方”こそ、彼女の先天的運命が導いている人生だと言えるものなのです。
ただMCに最も接近しているのは、太陽ではなく水星です。アセンダントともアスペクトを持っているので、彼女の人生をリードしている惑星は水星と云うことになります。ジャーナリストのような感性で、真実を書き・読み・話し・(写真として)記録していくことが、そして社会に“支援の輪”を呼び掛けることが彼女の最終的な使命なのです。その課せられた使命に追い立てられるように、世界各地の写真取材やチャリティー写真展を本業の合間に実行し続けているのが、現在の姿と言えるようです。もしかしたら、将来的にはチャリティー的活動の方が、或いは主軸となっていくのかもしれません。又、彼女の場合、第9ハウス内に金星・太陽・水星が入っていて、将来的には日本よりも海外での活動が増えていく可能性も示唆されています。
あまり一般のホロスコープで見かけないものに、144度のアスペクトが多い、と云う特徴があります。通常のホロスコープではあまり見かけないアスペクトなのですが、彼女のホロスコープでは三つも存在しています。これは彼女の中に“生命力や創造力”“芸術的な独創能力”“相互補助の精神”が秘められている可能性を示唆するものです。社会的活動が止まってしまうと、才能も発揮出来なくなってしまうでしょう。

アスペクト

ホロスコープ全体の中で目立つアスペクトをいくつも抱えている惑星は火星です。金星と120度、太陽と135度、ドラゴンヘッドと0度、水星と144度、冥王星と144度です。金星との120度は仕事である芸能や恋愛に対して情熱的であることを表わし、太陽との135度は行動力や実行力の素早さ、考えや想いを行動化しなければ気が済まない性質を物語っています。エネルギッシュな人生、独立心の強さ、闘争的な一面のあること―を物語っています。水星との144度は特に自分に課せられた責務が、恋愛・子供・演劇の分野で“守っていかなければいけないもの”を世間にアピールすること―と自覚しているようです。冥王星との144度は性的エネルギーの激しさを物語るものであり、仕事への意欲と同じようにSEXへの意欲も旺盛であることを物語っています。
他に注目すべきアスペクトとしては、水星と木星の135度、及び水星と海王星の135度があります。これらは才能の豊かさを表わすアスペクトで、木星は海外と歴史に関して特に優れ、海王星は著述に関しての素質を示すものです。
第9ハウスに位置している金星は、火星との120度、ドラゴンヘッドとの120度以外はアスペクトが見受けられません。第9ハウスの金星は海外旅行中のロマンスや遠距離相手と恋愛の可能性を物語りますが、アスペクトそのものが乏しく、本来、恋愛・結婚としての“出逢いの縁”が多いタイプとは言えません。先にも述べたように本質的に恋愛意欲、SEX意欲は旺盛ですが、情熱家ではあるものの、熱しやすく冷めやすい傾向もあって、長続きしにくい点があるものと見られます。

注目すべきトランジット度数

彼女が「レポーター」役の一人として、初めて世間に登場した17歳の年はトランジットの天王星が「やぎ座」5度にあって出生時・太陽に180度であり、トランジットの海王星が「やぎ座」12度にあって出生時・水星に180度です。彼女の人生を大きく変えることになった「ミス日本」グランプリとなった年はトランジットの惑星度数が集中し、冥王星20度、海王星17度、天王星16度、土星17度で、出生図の方ではドラゴンヘッドが16度、金星が19度、火星が20度で、これに対応しています。つまり、ドラゴンヘッドの“出逢い・対人関係”、金星の“人気・美貌”、火星の“行動力・SEXアピール”が大いに刺激され、幸運を掴んだのです。特に16~17度の位置が多いので“対人面で恵まれた”出逢いがあった、と考えられます。
「水着キャンペーンガール」として脚光を浴びた年はトランジットの海王星と天王星とが共に「やぎ座」20度で重なり、出生時の火星20度を刺激しています。つまり水着による“健康的でセクシーな肢体”がマスコミから注目を集めたのです。
この出生時における火星に対してのアスペクトが重要であることは、彼女が日本映画に初出演した年にはトランジットの土星と木星が共に20度で刺激し、香港映画に初出演した年にはトランジットの天王星が20度で、出生時の火星と0度で重なり合っていることからも明らかです。又、自身のブランド「NEW YORK DIARY」を立ち上げた年にはトランジットの冥王星が「いて座」20度となって、出生時の火星だけでなく、180度位置の金星をも刺激しています。ちなみに、この年は「オリンピックのキャスター」も務めていて、さらに JICA(国際協力機構)の『ピース・トーク・マラソン』にも賛同してチャリティー写真展を開始する年ともなっています。まさに“行動力とエネルギーに溢れた”火星の作用そのものです。
日本中の注目を集めた結婚の年は、トランジットの冥王星が「いて座」27度に進んで、出生時の冥王星と90度となり“生まれ変わり”を示唆していました。しかし、その一方でトランジットの天王星は「うお座」18度に位置して出生時の金星に対して90度で“電撃的な出逢いと別れ”を予告していたのです。
初めてミュージカルに挑んだ昨年、トランジットの冥王星は「やぎ座」4度に達して、出生時の太陽に対して180度位置にあり、この位置に天王星が達した時には17歳「レポーター」となり、海王星が達した時には女子大に入学し、冥王星が達した昨年はミュージカルに主演―正に太陽の180度位置は、彼女にとって“新たに誕生する”位置なのです。

四柱命式の解説

全体的特徴

日干は「甲」で、月干にも「甲」が並んでいますが、月令は“夏季―洩気”で日干(我)の力を弱め、地支も「亥」以外に“木五行を含む十二支”が存在していません。したがって日干が強い命式構成とは言えません。天干には「甲」以外では「庚」「辛」の“金五行”しか存在せず、その“金を含む十二支”も「申」以外には存在していません。したがって命式構成としては、天干には「木」「金」だけがあって、それらの“根となる十二支”が一支ずつ、強弱としてはあまり差のない五行同士が並ぶ―と云うことになります。“夏季”となる月支「午」は、時刻支にも「午」を持っていますが“支三合火局”とも“支方合火局”ともなっていないので、これまた特に強い五行形成とも言えません。天干の干合も、地支の三合、方合、支合、支冲も存在していない珍しい命式構成です。このような良く言えば片寄の少ない命式、悪く言えば五行同士の結びつきが少なく、対立・反発しあって、自己矛盾が生じやすい命式構成です。
年干に「正官」そして月干に「比肩」が来る命式は、自立心強く、社会的に成功しやすいものですが、時刻干に「偏官(七殺)」が表出して、俗にいう「官殺混雑の命」で、初婚に敗れやすく、仕事は“二業を兼ねやすい命”でもあります。月令蔵干「丁」は「傷官」となるので、上下に「正官・傷官」が並んで、これも“結婚生活に敗れを生じやすい命”の一つの特徴です。又、月令蔵干が「傷官」となるのは、社会権力への反発強く“批評精神旺盛の命”でもあります。中々の理論派で、頑固なくらいに自説を主張します。将来的に「政治家を目指しているのではないか?」という見方があるそうですが、確かに向いている要素がないとは言えません。ただ年干の「正官」に対して、一方で「偏官」もあり、一方で「傷官」も出ていて、世間からの批判・中傷を受けやすい傾向も見逃せません。スケールの大きい生き方が似合っているタイプなので、あまり、小さくまとまって欲しくない命式構成です。
なお日支蔵干「庚」で「偏官」が表出されるところから、基本的には“亭主関白な相手”とでなければ結婚生活が上手くいきません。彼女の云うことを聴き、ご機嫌を取るようなタイプの男性とは結婚が成立しにくいし、結婚したとしても長続きしません。

運気的に注目すべき干支

彼女の実際の人生を振り返ると、17歳で「セブンティーンレポーター」の1人に択ばれていますが、それが決定的に人生を変えたとは思われません。やはり「ミス日本グランプリ」を受賞したところから始まると言えるでしょう。その年干支は「壬申」で「偏印・絶」運であり、命式上では「正官」を強め、同時に「壬」年なので“「我」である「比肩」にも力を与える”年に当たっています。つまり、「我」も強まり、「正官・偏官」も強まり、活動的で忙しく管理規制を受けやすく、社会的地位・名誉を手にしやすい年と見られます。実際に芸能界の仕事に結び付くのは翌年からで、「癸酉=印綬・胎」運で“母親が卵を温めてくれる”運気の時、まさに芸能界の母親?的存在である島田紳助が司会を務めるTV番組の初代アシスタントとして、彼女の芸能人としてのスタートが切られるのです。
阪神大震災の年は「乙亥」で「劫財・長生」運です。彼女自身も被災者ですが、親戚や友人を喪ったことで「人生、いつ終わるか分らない」と云う実感を持ち、「自分の夢に向かって生きよう」と云う気持ちが強まり、背中を押されるように単身で上京したのです。運気的には「我」が強められ、強烈な自己主張が芽生えると共に“新たなる世界”への旅立ちの意識が強められる年です。ただ、実質的には「劫財」運なので、決して順調な転居後の生活・仕事状態ではなかったと思われます。
2007年の結婚をした「丁亥」年は、「傷官・長生」運で“新しく生まれ変わる”年ではあっても、「正官」表出している命式なので“結婚”に相応しい年とは言えません。2011年は「正官・帝旺」運に当たる年なので、自分自身の“生き方を社会に認めさせる”年として重要となることでしょう。

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