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過去の占いコラム

素顔のひとり言(エッセイ集)


不測の事件や事故の序章


ロシアに落下した物体が鉄分を含む隕石であることが正式に確認された。4000棟ともいわれる破損被害と1200人ともいわれる負傷者を出した突発事故だが、まさに「天災」で不測の出来事であるから、どこにも批難や不満の持って行きようがない。氷点下15度ともいわれる極寒の地で窓なし生活は生死に関わる。私のいる札幌でも朝晩は氷点下10度近くまで下がるが、窓なしでの夜明かしなど考えられない。よく冷暖房の節電を強調する人たちがいるが、極寒の地で暮らす人々にとっては節電で風邪をひいて病院通いをするようになっても自己責任なのだから「節電」に対する過度な呼びかけは、少なくとも冬場の北国で行うべきではない。

不測の出来事といえば、2013年はアルジェリアの人質テロ事件から始まった。昨日TVで事件後の取材番組があったが、日本人住居区はアルジェリア軍兵士、地元の治安部隊、企業が雇った警備員の三重警備が敷かれていたにもかかわらず、テロ集団からの襲撃を受けた。しかも日本人が一番の標的にされた。この事件も、残念ながら不測の出来事でどこにも批難や不満の持っていきようがない。国家としてのアルジェリアの奪還作戦は、あまりに強引で批難すべき余地はあるが、テロの要求は一切飲まない――という方針での決断としてはテロが頻発に起こる地域として仕方がないのかもしれないのだ。むしろ私たち日本人が考えなければならないのは「宗教思想」に対しての対応策だ。彼らは宗教思想のもとに殺人をする。そこには“罪の意識”がない。個々の生命に対して尊重する意識がまるでない。何故なのか…実はイスラム思想の神というのは“人類に対する神”ではない。ここが日本人が根本的に誤って解釈するところで、彼らの「神」は“彼らの民族・血族に対する神”なのだ。人類全体に対しての神ではないのだ。そして民族・血族に対する神なので、イスラム思想に属さない民族・血族を助けるとか、救うとかいうことは決してしないのだ。イスラムに属する民族・血族のみに勝利を与え、力を与え、富を与え、幸福を与える神なのだ。しかも、より重要なのは、神の力は個々の人間にもたらされるのではなくて、神を信じる民族・血族にもたらされる。したがって、個人としての運命や生命は最初から神に捧げているので、個人的に不幸でも若くして亡くなっても、民族・血族のために生きたのであれば“神から賞賛を受ける”という考え方が子供の時から根づいている。だから自分の生命を捧げることを恐れない。自分を犠牲として民族に勝利がもたらされるのであれば、潔く自決しようともくろむのだ。それがテロの根本思想としてある。だから怖いのだ。そして日本人的発想で対応しても無理なのだ。

一方、グアム島における無差別殺傷事件は、これまた予知できない不測の出来事だが、その背景は個人的な逆恨みのようで救いようがない。事件に巻き込まれたのが観光客としての日本人で、繁華街であり夜とはいっても深夜ではなく、犯人以外は誰も責めることのできない一瞬の出来事だった。これまで日本人が海外で事件に巻き込まれる場合、多少、観光客の側にも不注意さを感じさせることが多いものだが、今回の場合は全くのとばっちりでしかなく、殺傷された方々は不運だったとしか言いようがない。特にグアム島の結婚式に列席する予定で行かれていた親族の方が亡くなられたことは本当にお気の毒としか申し上げようがない。

このような不測の事件・事故が、2013年の序章として始まっている。不気味な年の幕開けだけに今後も予測不可能でどこにも無念の矛先を向けられないような事件・事故が頻発しないことを祈るばかりである。

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