そういえば今もタバコは売られている。だから無くなったわけではなかった。けれども一般的な感覚として、何となく今の日本にはもうタバコを吸う人達はいなくなったかのような印象を受けていた。街でタバコを吸う人をほとんど見かけない。飲食店でも滅多に見掛けない。たまに“喫煙席”を設けている店に入った時に、そういえばまだタバコを吸う人がいたんだ…と思うくらいであった。けれども世界的な機関が調査した結果では、日本でも未だに“約3割の人達”がタバコを吸っているという事実が指摘されている。同じ調査では、インドネシアでは76%、ロシアでは58%、中国では48%が喫煙している。“たばこ産業”というのはまだまだすたれていなかったのだ。どうしてこの問題が論じられたのかというと、岡山市では医師たちの方から“受動喫煙ゼロを目指す”条例を定めるべきとの声が上がっていて、それに対して喫茶店などを経営する組合の方から「待った」が掛かったのだ。その時に彼らから持ち出されたデータが、現在における世界的な喫煙データなのだ。外国からお客様を呼び寄せる時に「受動喫煙ゼロ」は“逆効果だ”という指摘だ。なるほど、もっともだなと思った。それよりも、私が驚いたのは、日本人にも33%の喫煙率があったということの方である。ちなみに、私は若い頃、ヘビースモーカーだった。一日60本くらいを吸っていた。それが32歳の時、居酒屋で友人と飲んでいて「よし、今日からタバコを止めよう」と二人で“賭け”をした。守れなかった方が金を支払う。酒の席での軽い気持ちの約束だった。ただ、お金が惜しいのではなく、私は“意志の弱い男”になるのが嫌だった。だから、その日から、完全に私は一度もタバコを吸っていない。友人は3ヶ月ほどで元に戻った。おそらく日本人の約3割は、そういう形で現在でもタバコを吸っているケースが多いのだろう。私は正直15%くらいかと思っていたので、その喫煙率の高さに驚いた。同時にインドネシアなどはイスラム教の厳しい戒律がありながら、そういう点は意外なほどゆるいような印象を受けた。ちなみにインドネシアという国は書籍類が大変に安い。驚くほど安い。ガイドさんの説明によると、国が出版物に助成金を出すので安くできるらしい。私はこの国から貴重な手相の本を何冊も購入した。200名近くのインドネシア人の手相写真が載っていて、とても勉強になった。話を戻して、確かに“受動喫煙”は避けるに越したことはない。けれども、どこもかしこも“喫煙できない”というのも可哀想である。天井や壁やテーブルに“煙を吸引する装置”が備わっていれば、他の客に迷惑が掛からないような気がする。そういう装置は今の科学技術ですぐにでも開発できそうな気がする。多分それが双方にとって一番の解決策のような…。
TV番組ではよくあることだが、コアなファンを持っている番組の場合、変に“弄る”と、その番組全体が“おかしなもの”に変わってしまう。ナレーションが4月から変更となることが公表された「 続きを読む
昨年3月18日に、わたしは今の場所に拠点を移した。だからちょうど一年とちょっとが経過したことになる。正直、その前のところに引っ越した時、ここが「終の棲家」になるのだろう……と漠然と 続きを読む
日本から北朝鮮への水面下での交渉を、北朝鮮の金与正氏が暴露し、しかも岸田首相と金正恩氏が「会う予定はない」と通告してきた。通常、こういう水面下の交渉というものは“表に出さない”のが 続きを読む
最近、書店でいつの間にか人気沸騰している書籍コーナーがあるという。それも小学生の子供たちでいっぱいなのだ。「人気漫画」本かと思いきや、微妙に違う。科学を“漫画で教えていく”ストーリ 続きを読む
この人の話はいつも面白い。正しいかどうかはともかく、常に“危ないこと”を言うので、さまざまなところから締め出しを食らっているらしい。それでも“守り”に入らず、がん闘病に入っても、そ 続きを読む
わたしが“そういうこと”に対して疎すぎるのか、いまの時代的変化が“そういうこと”を行うように変わってきているのか、とにかく“大昔を行く私”には理解しにくいニュースが飛び込んできた。 続きを読む
数年前まで「何とかデフレを克服しなければ…」と言ってきた「日本」だが、いつの間にかインフレ社会が到来していた。入れ替わりのように「中国」がデフレに突入しようとしている。もちろん、イ 続きを読む
だれでも“依存症”の素質は持っている。アルコール依存症が一番わかりやすいが、それ以外にもさまざまな依存症が存在している。簡単に言えば、それがなければ“生きて行けない”のが依存症だ。 続きを読む
「世界幸福度ランキング」なるものが今年も公表された。それによると、去年よりも4つ順位を下げて今年の日本は51位となるらしい。だれがどういう基準で採点しているのか知らないが、1位には 続きを読む
多くの人たちにとって「えっ、そんなことで⁉」と思うようなことでも、本人にとっては“生きるか、死ぬか”のような出来事と言うのはある。ただ多くの人は一応、そういう時でも我慢というものを 続きを読む