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過去の占いコラム

素顔のひとり言(エッセイ集)


春の嵐と旅立ちの時


いつもこの時期は天候に恵まれるはずだった。だから3月下旬でなく、4月半ばを択んだのだった。ところが昨日から今日にかけて札幌は大荒れ、春の嵐の到来である。瞬間最大風速が30メートルを超える。しかも雨や雪が伴っている。わざわざそんな時に旅立たなくても…という声が聞こえそうだが、何しろ海外旅行はそう簡単に日時の変更ができない。そういえば今年は3月の登別旅行も天候は良くなかった。まだ雪が積もっていて、寒くて外での観光はほとんど出来なかった。おまけに“客室露天風呂付”に惹かれて選んだのだが、実際それはそうだったのだが、今一つ雰囲気が盛り上がらない“後から強引にくっ付けました”という感じの“露天風呂”だった。おまけに雪が降って来るので湯が冷めやすい。見上げると雪が落ちてくるので、見上げることも出来ない。寒いので浴槽から出られない…。室内も簡素で“豪華客室”とはとても言えない。ただ日本の温泉ホテルの良いところは食事内容に凝っていることである。渡り廊下に人工的な川が流れていて、そこに橋が掛っていて、それを見ながら通された風情のある和室に日本食が運ばれてくる。その品数の豊富さにも目を見張るが、何よりも器が良い。よその国をけなすつもりはないが、韓国料理の店など今一つ“豪華な食事”に思えないのは一つには“器の凡庸さ”にあるのかもしれない。

それにしても最近はどこの国へ行っても日本料理店がある。昔は地元料理に比べ割高なのが当たり前だったが、最近はそうでもなく、海外なせいもあって実においしく感じられるものだ。大昔の私は海外まで出向いて何で日本料理を食べなければいけないのか、そういう人たちの気持ちが解からなかった。せっかくの海外なのだから、その国特有の食事をすれば良いではないか…そう思い、実際それを実行していた。ところが、人間歳を取ると何かと変わる。最近はどこの国へ行っても先ず日本料理の店を捜す。エジプトでもそうだったし、チェコでもそうだったし、マレーシアでもそうだった。多分、今回も1度は日本食を味わうことになるだろう。そう若い頃と何が変わったのかというと、堅い肉が苦手となったのだ。辛いものも1~2日は良いが3日目からは胃腸が受け付けなくなる。不思議なもので歳を取るほど、自分が日本人であることを実感させられることが多くなった。海外での日本茶は格別美味しいのだ。

スパとかマッサージとかも、若い頃は全く興味がなかった。何でそんなものにお金をかけるのか、女性ならまだしも男性でやってもらおうとする人の気がしれなかった。ところが、今は自分から進んで…という気持ちはないが、勧められれば“受けてみようか”という気にはなる。もっとも私の場合、眠ってしまう確率の方が高いのだが…。人間というのは変わるものだ。スパなどを併設しているホテルは大体が高級ホテルでインテリアにも凝っているところが多い。ホテル内の豪華さという点では、どうしても日本のホテルは見劣りする。ラスベガスもマカオもドバイも、その外観からしてド派手なホテルが多い。ホテル同士が豪華さを競い合っているような印象さえ受ける。中国系のホテルは単に豪華というだけでなく、風水的な要素を取り入れて設計されているホテルも多い。いやホテルだけでなくビジネスビルとか商業ビルであっても、風水的な要素を取り入れた建造物も多い。但し、必ずしもそれらが良い成果を発揮しているものばかりかどうかには疑問もある。例えばビルの中央を“がらんどうにした建物”等があるが、私から謂わせれば“明らかな風水間違い”で、むしろ悪い影響のようが強いはずだ。時折そういった誤りが見受けられる。中国の風水流派も種々あって、皆が皆良いものばかりではない。日本人はとかく選別なしに取り入れたりするが危険なことである。

私の場合、海外に出向くのは仕事上の研究も兼ねているので、今回も何らかの成果を持って帰りたい。実際には“行ってみなければ分からない”部分が多く、出だしが良くないと、楽しみでもあるが少々不安でもある。少しでも良い成果、新たな研究資料などが持ち帰って来れることを神に祈るしかない。

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