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過去の占いコラム

素顔のひとり言(エッセイ集)


私の知らない私の著書を発見


8月は怪談の季節です。

そこで、というわけでもないのですが、ちょっとばかりミステリーじみたお話をします。と言っても空想の中の出来事ではなく、現実の話です。つい最近、私は私自身のもうひとつの著書をインターネットの画面の中に発見しました。

ここで言うところのもうひとつの著書とは、私自身の知らない本のことです。もちろん、著者は私「波木星龍」です。つまり、私自身が書いた覚えのない本が巷に出ていた、ということです。

それを発見したのはまったくの偶然からです。たまたま「楽天」のフリーマーケットで、占いの古書を探していたところ、私の目に飛び込んできたのが「波木星龍著」の私の知らない著書名の本だったのです。私は自分の目を疑いました。その本は『誕生月別風水・幸せの開運法』という書名で、古書としての価格は450円でした。

その本の詳細をチェックすると、それは三心堂出版社から2000年に出版されていて、95ページで本来は952円の書物とされています。けれども、何度も言いますが私自身は書いた覚えのない本です。占いの本ですので、占い師以外が著者とは考えられず、だとすれば、私以外に「波木星龍」を名乗る人物がいるとも考えられません。

実は、私はこの三心堂出版社という出版社を知っていて、私が『波木流風水幸運の法則』という著書を出版させていただいたのがこの出版社だったのです。つまり、私はこの出版社から本を出していること、それも風水の本を出していることは事実なのです。けれども、私の本来の著書は、1998年の11月に出版されていて、2000年ではありません。また、本来の著書は227ページの本で、95ページではありません。もちろん書名も違っています。

実はこの出版社との間には、ほろ苦い思い出があります。出版契約が守られなかったのです。つまり、原稿料・印税が一円も私の手には入らなかったのです。つまり、この出版社が倒産してしまったからです。正式な倒産は2000年ですが、事実上は1999年12月ころだったようです。したがって、私の推理が正しければ、私の知らない私の著書は、倒産直前に出版されたものであり、本来の私の著書を分解し、焼きなおして、その一部を省き、新たな著書であるかのように装丁しなおして、著者の私に断りなく出版された本であると思われるのです。

私の著書は、これら風水の本だけでなく、いずれも小さな出版社から出されていて、そのため世の中に十分流通せずに終わっています。いつか私の著書がメジャーな出版社から出版されて、ベストセラーにはならなくても良いのですが、ロングセラーになってくれることが私の悲願です。

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