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運命の主役者たち

人は運命にどう立ち向かうべきなのか


人は誰でも「運命の主役者」として、自分自身の人生を歩んで行きます。 あなたの人生上の出来事を、もっとも完璧に演じきれる主役は、あなた以外には考えられないのです。 ただ、その人生が世間的注目を浴びるかどうかは別問題です。 ここでは、運命としか呼びようのない人生を背負わせた人々のホロスコープや命式を解説しながら、人は運命にどう立ち向かうべきなのかを一緒に考えて行こうとするものです。

重い十字架を背負って生まれて来ていた蓮池祐木子さんの運命

蓮池祐木子さんのデータ

1956年4月15日
午前8:00時新潟県出生(出生時間は推定)
1978年7月31日
新潟県柏崎市内で北朝鮮工作員に拉致される。
1980年5月15日
一緒に拉致された蓮池薫さんと北朝鮮国内で結婚。
2002年9月17日
蓮池薫さんら拉致されていた4人とともに帰国。

ホロスコープの解説

全体的特徴

出生ホロスコープを見ると、太陽と海王星とは180度。火星と天王星とは180度。この二星同士の組み合わせが、それぞれ90度を形成していて、天空上で惑星同士が大十字形を描き出しているときに蓮池さんは生まれています。これが、俗に言う「グランドクロス」です。きわめて珍しい惑星配置で、こういう大十字形の惑星配置を持って生まれている場合、平凡な人生を歩んでいることは滅多にありません。

例えば、主婦の座から「発明サービスセンター」を設立し、やがて「アンネ・ナプキン」の創立者となっていった坂井泰子さん。全米の美少女コンテストでグリンプリに輝きながら、クリスマスに殺害されたジョン・ベネ・ラムジーちゃん。天才詩人・戯曲家で奇行癖でも知られていた寺山修二氏。「眠狂四郎」などで人気の頂点にありながら、肝臓癌で37歳の若さで死去した市川雷蔵氏など、いずれも特異な人生を歩んだ人たちばかりです。

蓮池さんの場合、火星と天王星との180度は人生上のアクシデントを引き起こす元凶で、来年の11月なども要注意月のひとつです。また、ホロスコープには、太陽と冥王星との120度アスペクトも見受けられます。これは、生まれ変わりの人生を意味し、人生の途中から、それまでとはまったく異なった生活方向へと歩みだしていく運命の持ち主に多く見受けられます。彼女の場合、日本人としての生活、朝鮮公民としての生活、そして再び日本人に戻ったわけですが、これで全てが終わったわけではなく、2006年になると、再び世間から脚光を浴びるような大変身を遂げられることでしょう。

アスペクト

このようにトランジット惑星と、出生時惑星とによって形作られる各アスペクトは、その出来事が運命的であればあるほど、吉凶混合して同時に多数形作られるのが特徴です。オーソドックスな西洋(欧米)占星学の教科書に記されているような幸運は120度・60度、不運は180度・90度、といったような単純な図式ではありません。吉凶混合の奇妙なアスペクト配置を作り出すものなのです。決してこの例が特殊なのではありません。

注目すべきトランジット度数

彼女が拉致されたとき、トランジット(移動中の)海王星は「いて座」15度にあって、出生時の月(太陰)に180度、海王星に45度、火星に45度、天王星に135度と猛威を振るって、闇の世界へと彼女を導いたのです。トランジットの冥王星は「てんびん座」14度にあって、出生時の月に120度。トランジットの土星は「おとめ座」0度にあって、出生時の土星に90度、海王星に60度、火星に150度、天王星に30度、冥王星に0度とアスペクトを量産して身動きのできない状況を作り出しています。

彼女が北朝鮮内において結婚されたとき、トランジットの海王星は「いて座」22度にあって、出生時の木星に120度。トランジットの冥王星は「てんびん座」19度にあって、出生時の木星に60度。トランジットの天王星は「さそり座」23度にあって、出生時の木星に90度。トランジットの土星は「おとめ座」20度にあって出生時の木星に30度。トランジットの太陽は「おうし座」23度にあって出生時の木星に90度と、まさに出生時の木星に対するアスペクトのオンパレードです。

彼女が日本に帰国したとき、トランジットの冥王星は「いて座」15度にあって出生時の月に180度、火星に45度、海王星に45度、天王星に135度と多数のアスペクトを作っています。トランジットの天王星は「みずがめ座」25度にあって、出生時の太陽に60度、冥王星に180度、MCに0度です。

四柱命式の解説

全体的特徴

四柱(子平)推命の命式の方でも、彼女の命式は「一行得貴格」中の「潤下格」と呼ばれる特殊な命式で、「我(本人)」を意味する出生日干が「壬」(五行は「水」)で、年支・月支・日支の「根」となる12支に「三合水局」を形成する「子」「辰」「申」の3支が全てそろっています。こういう命式は運気の波が激しく、生活が極端から極端へと動きやすいのが特徴です。

ホロスコープでも、四柱(子平)命式でも、特異な人生の形が与えられ、常に運命の主役者として生きて行かなければならない蓮池祐木子さんですが、お子さんたちが戻ってくる可能性が強いのは、今年の9月、12月と、来年の3月です。ただ、彼女はやがて社会的に大きな功績を果たしていく素質も十分秘めているところから、あまり、お子さんの問題で自分を問い詰めるような行為をされぬようご忠告申し上げておきます。

運気的に注目すべき干支

拉致された年月日は、「戊午」年「己未」月「甲午」日ですが、土旺の時期なので、「甲」と「己」とが干合し、「甲」が「戊」へと変化するので、結局「戊」年「己」月「戊」日と土行が並ぶこととなり、潤下格生まれの人にとっては、「土剋水」となって、人生上でもっとも身を削られるような苦しみを味わう時期となります。
帰国した年月日は、「壬午」年「己酉」月「戊子」日で、ここでは年干と日支とが「水」ですが、月干と日干とは「土」で、自らの生命を強化する五行と、奪い取る五行とが、同時に与えられているといえます。

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