4月, 2018年

「果実」として生きていく姓名

2018-04-19

人間の「姓名」というのは、時としてその人の人生を決める。その代表的な人物の一人が「フルーツしか食べない男」として知られる中野瑞樹氏だ。彼は自分の身体を“実験台”として、果物と人間との関係を研究している。2005年に“フルーツ研究家”として独立。2009年9月から“フルーツしか食べない男”となった。しかも、この人の徹底しているところは“水も飲まで生きて来た”ことだ。水分でさえも“フルーツから吸収”しようとする。実際、そういう生活を続けて、既に8年半が経過している。彼は実験のために“自らの生命を捧げる”と決めているそうで、おそらく死ぬまで“フルーツしか食べない男”で通すのだろう。或る意味で“立派な人生”だが、或る意味で“つまらない人生”でもある。何しろ、もう他の物は口に出来ないのだ。実際、このような形で8年間も生活してしまうと、一般食に戻すのは難しいかもしれない。身体が“受け付けない体質”に変わっているかもしれないからだ。そのせいか本人も、決して真似をしないで欲しい、と言っている。ただ彼の身体の変化から、“人間の身体”について、“健康と病気”に就いて、いくつかの重要な示唆が窺われる。彼は“フルーツのみ”の食生活に変わって、嗅覚、味覚、触覚が異様に敏感になった。臭いに敏感過ぎて、電車にはマスクをしていないと乗れないという。腎機能が通常の人より発達し始めた。骨密度が異様に高くなった。肌がすべすべになった。女性ホルモンが増えて体毛が抜けてしまった。腸内で窒素から、たんぱく質を作り出す菌が生まれた。これらの変化が生まれた。つまり、フルーツだけを食べ続けると「植物的な人間」に変わっていくのだ。そして彼の名は「中野瑞樹」だ。つまり「野原の中央で瑞々しく神聖な果実を実らせる樹木」と読解できる姓名だ。まさに「名は体を表す」という言葉があるが、その通りの人生を無意識に選択したのだ。必ずしも文字の画数は良くないが、先天運として与えられた「姓名」そのものに逆らうことなく人生を全うしようとしている。

「19,000人減」発表で1位→17位転落

2018-04-18

2019年卒業予定の学生たちによる就職希望企業ランキングが発表された。そこには“常連”の顔がない。昨年度1位だったはずの「みずほ銀行」が消えているのだ。何んと今年は17位。別に大きな不祥事があったからではない。大手銀行はどこも今後の“AI社会”を見据えてリストラ策を打ち出しているが、中でも“みずほ”は19,000名に及ぶ削減人員を発表していて、縮小体制が著しい。メガバンクでは“三菱UFJ”が9500名、“三井住友”が4000名である。現在は“マイナス金利”の影響もあって十分に収益を上げられていないことも作用している。一説に現在の銀行業務は、将来的には“AI”と“ロボット”だけですべて成り立つ業務だとさえ言われる。来年卒業予定の女子だけで言えば、“17位”どころか“24位”に後退してしまったのも無理はない。そうなると実際に銀行カウンターでは“ロボットがお出迎え”という現象が起こってきそうで怖い。既に「変なホテル」ではロボットがお出迎えらしいが、ロボットというのは融通が利かない。例えば認証番号とか忘れてしまうケースはよくある。そういう時、人間が対応するのとロボットが対応するのとでは全然異なる。“忘れ物”に対する対応や、急な“アクシデント”に対する対応でも、言っちゃあ悪いが「ロボットはロボットでしかない」。ただ人間というのは慣れていくと、その方が便利だと感じることもある。例えば銀行預金通帳を新たなものに切り替える時、窓口で銀行員の方にお願いすると5分以上かかったものが、ATMだと1分も掛からない。そういう点ではわれわれの方が“AI社会”に慣れていくしかないような気もする。私の知っている方で未だにAIMを一度も使ったことのない方がいた。その方によると、やはり“窓口の人”とやり取りしないと安心できない、と言っていた。彼の息子さんは“富士通”で文字通りのIT企業だが、その息子さんが東京に来て一緒に暮らさないかと何度誘っても、頑なに否んでいた。「本当は俺は行きたいんだけど、家の女房が行くなら別れるというんだ」と哀しそうに語っていた。それから間もなく急死した。

「宝くじ」当選で人生が変わる⁈

2018-04-17

昨日、たまたま「宝くじ」売り場の前を通った。そうしたら、珍しいことに誰も人が並んでいなかった。それで久しぶりで購入する気になった。そういう日、宝くじが当たるのは何かしらの偶然が作用しているケースが多い、との情報記事が目についた。例えば、アメリカ・バージニア州の或る男性は毎回宝くじを買っていたが、そんなものにお金を使って、と妻に怒鳴られるので「本当にこれが最後」と神に誓って購入したら、何と日本円で4億円も当ってしまった。また長距離移動で、たまたまコンビニでトイレを貸してもらった男性は、ただで貸してもらうのは申し訳ないと、購入しておいた宝くじで1億円が当選していた。コロラド州の男性は毎月のように購入していたが、いちいち少額当選の番号を確かめるのは面倒なので、いつも何回か分をまとめて交換所にもっていき換金していた。その結果、あと2週間で期限切れとなる宝くじ2億1400万円(日本円)の当選券が出て来た。イギリスのピート・カイルという人物は、当時52歳だったが英国陸軍歩兵隊員として10年間勤務し、その後醸造所で働きながらビールの配送を行っていた。ところが膝を痛めて働けなくなり、年金生活に陥っていた。唯一の楽しみは宝くじを買うことで、彼は毎週“同じ番号”を書き込み、投函し続けた。その日も同じ番号だったが何と日本円で7億円以上の当選となった。彼は有頂天だった。7750万円でジャグジー付きの家を購入、高級車やボートも買った。ところが、それから3年後、彼はすべてを失っていた。1泊2100円の格安ホテルで住み込みで働かなければならないほど零落していたのだ。どうしてそういうことになったのか、語ろうとはしない。2013年に当時17歳で、日本円にして宝くじで1億4千万円を手にした女性は、昨年になって「宝くじは私の人生を台無しにした」と発信し、世間から猛バッシングを浴びせられてしまった。

大仁田「フォール負け」からの出発

2018-04-16

当然と言えば当然のことなのであるが、昨日開票となった佐賀県神埼市の市長選で現職の松本茂幸氏の四選を阻もうと出馬した元プロレスラー・参議院議員の大仁田厚氏が大敗をした。何んと十倍近い得票数の差があった。これでは「阻む」どころの話ではない。大体、大仁田氏はここに暮らしていなかった。今年1月になって、急きょ、この選挙に出馬するため住民票を移したのだ。そういう人物に、地元の人達が応援する気になれないのは当然なのだった。その結果として、彼は900票余りしか取れなかった。大体、彼は“大間違い”をしている。彼は一時期「参議院議員」になっていた。けれども、正直、その実績は定かではない。大仁田厚氏の名を高めたのは、爆薬仕掛けの有刺鉄線による“危険なプロレス”だった。私はたまたまであるが、アメリカ修行から彼が戻って来て、ジャイアント・馬場氏からリング上に紹介された時の姿を見ている。その時、馬場氏との比較から「なんと小さなレスラーだろう」と思ったのを忘れない。あの身体で、世界のレスラーを相手にするのは難しいのではないか、とさえ思った。ところが、いつの間にか「傷だらけのレスラー」「炎のファイター」「凶悪な邪道」として名を高めていった。また7度も「引退宣言」をし、そのたび復活を果たした。昔から「武士に二言はない」というが、そういう意味では、信用のならない人物だった。けれども、あの小さな身体で、常に血だらけになりながら“やんちゃ少年”そのままに生き続けていく姿には好感も抱いた。けれども、彼が小さな街の“市長選”に出馬したのは戦略として間違っている。彼のようなタイプは地方の片隅で“市長”に収まろうとすること自体が間違いなのだ。彼は「何度でも挑戦する」ようなことを述べたらしいが、運命的な観点から言えば、今年6月は彼にとっての転機となる時期なのだ。もし、この時期に新しく何かを打ち立てることが出来れば、例えば「ご当地プロレス団体」を立ち上げるとか、「大手企業を誘致」して新ビジネスを立ち上げるとか、自らが街おこしの「派手なイベント」を企画するとか、新たなる第一歩を踏み出すことが出来れば、手慣れた“フォール負けからの出発”を可能にするのではないだろうか。

過酷過ぎる減量で王者は作れない

2018-04-15

極めて珍しい形の“王者剥奪”が起こった。ボクシングのWBC世界フライ級王者・比嘉大吾選手が、対戦前の“前日軽量”で体重が900gオーバーし“不戦負け”となってしまったのだ。ボクシングは各階級の体重制限が細かく分かれている。ちょっと“細かすぎるな”といつも思う。もちろん、体格差の分類はあってよいと思うが、あまりにも細かく分けるのは、意味がないと思うのだ。プロレスなど「ジュニアヘビー級」と「ヘビー級」しかない。まあ、ボクシングは“拳”だけの格闘技なので、5階級くらいに分かれるのは仕方がないと思うが、その程度で良いのではないだろうか。昨日の軽量で、比嘉大吾選手はトレーナーに抱き抱えられるようにして姿を現した。つまり、無理な減量でもうダウン寸前の身体だったのだ。そこまで減量しなければならないということは、それよりも上の階級で戦うべき肉体だということでもある。事実上、彼は一ヶ月半で約12㌔の減量を強いられた。これが80㌔くらいの人物が12㌔減量なら十分可能だと思うのだが、彼は60 ㌔前後であった。元々が細身の体形から12㌔の減量は無理がある。彼が所属しているのは具志堅用高氏のジムだが、具志堅氏は体重を落とせなかったことを詫びたが、詫びるのはそこではなく、土台が無理な減量に挑ませたことのはずである。階級を早い段階で変えていきたいという願望は比嘉大吾選手が口にしている。おそらく現階級に留まらせたのはジム側なのだ。その方が世界チャンピオンを継続できる。ましてや彼には「16連続KO勝ち」という日本新記録が掛かっていた。ジム側とすれば、これを達成してから上の階級に移れば良い。そういう判断があったに違いない。おそらく、元々が体重が付きやすい選手なのだ。今回の場合は、仮にギリギリセーフで試合に挑んでもふらふらで勝てなかったかもしれない。もっと無理のない減量でベストな試合をさせて世界王者を作るのが具志堅氏の仕事なのではないだろうか。

神には「救い」の“ひとかけら”もなかった

2018-04-14

世の中には「救いようのない事件」というのが時々起こる。今回、インドで8人の男たちが逮捕された事件は、正にその典型だった。8人の中には未成年者もおり、警察官もいた。事件とは、8歳の少女が雑草林の中から遺体で発見され、それが8人の男たちにヒンズー寺院の中に監禁されて、次々と繰り返しレイプされ、挙句の果てに首を絞められ、石で殴られて、滅茶苦茶にされた後、その死体を雑草林の中に放り投げだされていた、という内容であることが判明した。しかも、彼らは全員がヒンズー教徒だった。つまり、敬虔なヒンズー教徒たちが、神聖なヒンズー寺院の中で、わずか8歳の少女を、男たちの中には未成年者も、警察官もいたのに、誰ひとり少女の懇願に耳を傾けることもなく、何度も繰り返しレイプし、使い物にならなくなると首を絞め、最後は石で殴り殺して、雑草林の中に放り出したのだった。この事件のどこに「救い」を見出せるだろうか。インドの男性には「集団レイプ」の習慣でもあるのか、時折、集団レイプの事件が起こる。だから、それだけなら「またか…」で通り過ぎられる。けれども、まだ8歳の少女…18歳ではない。しかも、3人とか4人とかではない。8人だ。どこかの一室ではない。ヒンズー寺院内だ。しかも、全員がヒンズー教徒なのだ。さらには警察官もいた。ここに究極の“救いようのなさ”が潜んでいる。誰を信じれば良いのだ。誰に助けを求めれば良いのだ。しかも、5日間も監禁して、かわるがわるレイプし続けたのだ。大昔「一度だけなら」という歌があったが、ヒンズー教徒たちは一度だけで満足できなかったのだ。そして、最終的には雑草林の中に無造作に放り出されたのだ。神聖なるヒンズー教寺院から、死体は屋外へと運ばれ、土葬するのでもなく棄てられたのだ。ヒンズーの神には「救い」のひとかけらもなく、あったのは「破壊」だけだった。

「反日」から「精日」へ、若者たちの変化

2018-04-13

今、中国で静かに“動き始めている”ものがある。それは「反日」から「精日」への静かで確かな“動き”である。「反日」とは言うまでもなく、日本国を敵視する考え方。一方「精日」とは「精神日本人」とも呼ばれる若者たちの総称で、日本国に学ぼうとする考え方。しかも、この「精日」の若者たちは日本を何回も訪れている人たちに多く、教養が高く、国際感覚を持っている富裕層の若者たちだ。彼らの中には戦争当時の日本の“軍服”を着て、SNSで写真をアップする者達もいる。ちょっと“行き過ぎ”の感も否めないが、中国の外相は「精神日本人は中国の恥さらしだ」と怒っている。中には「精日」が高じて「日本国籍」を取得しようとする者までいる。ここまでいくと、う~ん、と思ってしまう。ただ、一時期のような「反日運動」がなくなったことだけでも喜ばしい。中国で反日教育がなくなったわけではない。けれども、実際に日本にやって来る若者が多くなって、或いは国際的な視野を持つ若者が多くなって「日本」というものを“再認識・再評価”し出していることは大変良いことである。確かに、ここ二十年ほどで中国は大きく変貌した。今の若者は、昔と違って経済力も身に付けたことで、或る意味で日本へのコンプレックスがなくなったのだ。その結果、正当に日本を評価できる若者が多くなった証なのではないだろうか。彼らは「礼儀正しく秩序を守る日本人の行動スタイルに従う」というのが「精日」を名乗る目的なのだ。言ってみれば“生活スタイル”から見習おうとしているわけで、変な政治思想からではない。現在、日本ではBSで「眠りの森のシンデレラ」という中国ドラマが放映されている。最近の中国の若者たちに圧倒的な支持を受けたドラマだそうだ。ファッション業界を扱ったドラマだが、このドラマには現代の中国の“若者の生き方・考え方”が反映されている。おそらく、こういうドラマを支持した若者たちが、徐々に「精日」へと向かっていくのに違いない。そこに“昔を引き摺り続ける”韓国の若者たちとの微妙な違いがあるような気がする。

トランプの“ツイッター”を何とかすれば…

2018-04-12

いつから、こんな風になってしまったのか。トランプ大統領のひとことひとことが妙に耳障りで、世界に“重苦しい空気”を与え始めている。大体、大統領ともあろうものが少し「つぶやき」過ぎである。私は彼が大統領に就任する時、彼のホロスコープから「矛盾の王」であるとし、同時に「“サンタクロース”と“悪魔”が共存する就任である」と予見した。まさに、その通りに現在まで経過している。奇妙なことにアメリカは、トランプ氏が大統領になって以降、経済面は好調に推移しているが、狂気の事件やトラブルも続発している。彼の「つぶやき」が株価を激しく上下させ、対立地域に緊張をもたらしている。身内からの離反者が相次ぎ、側近が次々と入れ替わっていく。世界で人種間、民族間での争いがあらわになり、共存共栄からも世界平和からも遠ざかっていく。昨日、アメリカの下院トップであるライアン共和党議長が11月の中間選に出馬せず、政界引退の意向であることが報じられた。これによって、共和党の資金集めに影響が出て来るのではないかとの見方が出ている。ライアン氏の影響力は強く、彼は「将来の大統領候補」と言われていた人物だ。もちろん、今回の決断が、ライアン氏個人の問題なのか、現大統領に関係してのことなのか、今のところ分からない。けれども、トランプ氏が数多くの優秀な共和党政治家を辞任とか引退に追いやったことは事実で、そういう点でも「矛盾の王」なのだ。ロシアのプーチン氏も、中国の習近平氏も、必要な時以外は口を開かない。元々ビジネスマンで“対決型”のトランプ氏は、真正面から挑んでいくところには好感が持てるが、あまりにも敵を作り過ぎていて、やがて味方が“誰も居なくなった”という可哀想なことにならないか、それだけが気掛かりだ。

日本が世界に飛躍する「ボイストラ」誕生!

2018-04-11

ごく最近まで日本が、或いは日本人が、世界の人々から今一つ理解されにくかったのは「言葉の壁」があったからである。言葉の壁さえ取り除くことが出来れば、もっともっと世界を股にして活躍できるし、外国人たちからも理解されやすい。最近はIT機器のおかげで一瞬で画像が世界を駆け巡る。そのせいで日本は“観光大国”に変わりつつある。黙っていても、訪日外国人たちが気に入った画像や特質をSNSを使って拡散してくれるからだ。そういうわけで「日本」という国からの発信は問題なくなった。ところが「日本人」そのものへの理解、或いは「日本人」の“考え”や“才能”を上手く伝わらせることに関しては、まだまだ十分とは言えない。そういう意味で今後大いに活躍しそうなのが“音声翻訳アプリ”「ボイストラ」である。実は、これまでにも、日本語を外国語に翻訳してくれるソフトなどはいろいろとあった。その開発は1986年から始まっているからだ。ところが文法にそっていないと翻訳できないとか、翻訳機自体が大きすぎるとか、通訳するのに時間が掛かり過ぎるとか、いろいろな問題が出て役立たなかった。大昔、私も「世界言語翻訳機」なるものを購入し使ってみたことがある。これの何がいけないかというと、こちらから言いたいことを翻訳して相手に聞かせることは出来ても、相手からの言葉が翻訳されて返ってこないのだ。だから、結局、相手との言葉のやり取りが成り立たない。大昔、初めて中国に行った時、これを使って店員に「もっと別の製品を見せて欲しい」と語ってもらった。二人の女性店員は興味深そうにその翻訳機を見た。そして顔を見合わせて笑った。「すごいわね」と多分思ったのだ。そして、おもむろに、何かを説明し始めた。おそらく「この店舗にはこれ以外の製品は置いていないのです。もし、購入したいなら他の店舗に問い合わせますが…」多分だが、そういう風に言っていたのだろう。けれども、これは私の勘であって、翻訳機の言葉ではない。つまりは役立たなかったのだ。ところが、日本で2014年から始まった国家的なプロジェクトでは精鋭40名にも及ぶエキスパートたちが、どうすれば日本語、英語、中国語などを一瞬に訳して実用化できるか、さまざまな研究・実験を繰り返し、翻訳精度が飛躍的に改善されたらしい。17か国語に翻訳可能だそうで、それならどこに出掛けるときにも安心というものだ。ただ実際に使ったらダメだったということにならないか、やや不安だが…。

「わいせつ」教師、実は児童の「虚偽」追放

2018-04-10

私は以前から「セクハラ」や「パワハラ」は、その判定が難しいということを何度か書いてきた。人は、どうしても“弱い側”に味方しがちだし、“正義の側”に立ちたがるものだからである。この事件は、ニュージーランドのオークランドの小学校で起こった。その小学校の男性教師として27年間真面目に勤務してきた人物が、昨年7月「児童わいせつ罪」で逮捕され、教職も解雇となった。その後、裁判が行われ、昨日「無罪判決」を勝ち取ったことが報告された。何んと、そのクラスの児童たちが結託し「あの教師は気に入らないから辞めさせてしまおう」と、虚偽の“わいせつ行為”を告発したのだ。3人の女子児童が「先生に胸を撫でられ、乳房を掴まれた」「いやらしい手つきで髪を撫でられた」「わいせつ行為を目撃した」と証言。多くの児童もそれに加勢した。担任クラスの児童たちが結託したことで、学校側は即解雇し、警察も捜査に乗り出し、四か月後に逮捕されたのだ。けれども、証言を一人一人辿っていくと、つじつまの合わない点が続出、主導した何人かが他の生徒も巻き込んで教師を解雇に追いやったことが判明した。無罪判決を得て、教師は、怒りと驚きと安どの気持ちであると表現した。そして自らの教室は「地雷原で働くような危険な職場だ」と嘆いた。これは外国で起きた事件だが、日本でも十分に起こり得るし、起きそうな事件でもある。そして、もし、日本で起きた時、ニュージーランドのような“正規の裁判手続き”を行ってくれるのであろうか。また客観的な報道や判断を、マスコミや裁判官たちは行ってくれるのだろうか。そして、何よりも重要なのは、この後、子供たちは、自分たちの「罪」と「罰」に、どう向き合っていくのだろう。学校側はノーコメントだったのだ。もちろん、児童の親たちも、彼に対して謝罪をしない。いったい誰が、彼の“失われた履歴”を戻してくれるのだろう。

「性転換美女」が普通に“入籍”する社会

2018-04-09

モデルでタレントのIVANさんと“最強スポーツ男子”の称号を持つ俳優・野村祐希氏の“真剣交際報道”が出た。IVANさんの方が34歳、野村氏の方が23歳だから女性の方が11歳年上のカップルということになる。今「女性の方が…」と書いたが、正確に言えば「性転換女性」で、戸籍まで変えたのかは不明だ。元々IVANは「長身の美男モデル」として芸能生活をスタートした。パリコレにも出場したメキシコ+スペイン+日本のクォーターだが、5年ほど前「トランスジェンダー」と告白、その後、タイで性転換手術も行った。通常、男性としてタレント活動をしていた者がLGBT(ジェンダーなど)を名乗ると、人気や支持が凋落する。ところがIVANの場合は、元々“美形”で違和感がなかったせいか、逆に、その後の方が人気を得ている印象がある。私がここで取り上げたのは、どちらも「真剣交際」であることを肯定したからだ。通常、日本では“LGBTとの交際”を「真剣交際」として報道しないし、本人たちも著名人の場合は認めたがらない。ところが今回は、野村氏の方も「人として尊敬しています」とまで語っている。彼の父親も俳優・歌手の野村将希氏だが、おそらく父親も公認しているのではないだろうか。つまり、性転換女性と恋愛し、それが報道されても「尊敬しています」と答えられる時代が来たのだ。今回の場合、たまたまIVANさんだったからそうだったのか、報道側も「熱愛」とか「真剣交際」という取り上げ方で、LGBTに対する偏見が感じられない。これが転機となって、今後はこういうカップルでも“普通の交際”として報道できるなら、日本も本当の意味で“進化した”と思えるのだが、果たしてどうなのだろう。先日も、健康保険を使って“性転換手術”に踏み切った現男性について報道された。“性転換手術”に保険が適用されるようになったのだ。日本も、いつの間にか“性転換美女”を普通に入籍する国へと歩み始めたのだろうか。

6年前の新聞で「大リーグ・二刀流」を予見!

2018-04-08

2012年12月27日の「北海道新聞」朝刊に、興味深いインタビュー記事がまとめられている。それは札幌在住の三人の占い師たちに「2013年を占う」というタイトルでさまざまな事柄を占わせ、その回答をまとめたエンタメ記事だが、その中に12月25日に札幌で「日ハム」入団会見したばかりの大谷翔平選手に関して、波木星龍が占ったコメントが載っている。《大谷投手の人相を「大物の相」と見るのは波木さん。「額の下半分の肉付きが良く、生命力、運気の強い相。法令線が薄いことから、投げても打っても良く、日本でもアメリカでもトップに立てる相」と断言する》と記されている。ここで重要なのは、この時点では、まだ大谷選手は高校生にすぎなかった、ということだ。日ハムに入団はしたが、まだプロとして投げても打ってもいなかった。しかも、本当に「二刀流」として試合に出られるのかどうかさえも分からなかった。ましてや、将来アメリカの大リーグに行くかどうか、そこで「二刀流」が許されるのかどうか、何一つ判明していない。大体、高校野球でそこそこ名が知られていたからと言って、プロとして本当に活躍できるのかどうかは分からないのだ。そういう中で、占っての判断なのである。誤解されたくないので記しておくが、私は何も、自分の予言が的中したから載せたのではない。人間の運命というのは、変化していくものなので、必ずしも、その通りにばかり進むとは限らない。必ず、躓く時があり、不遇に陥る時がある。けれども、本人の中で目的とするもの、方向として掲げているもの、最終的な願望がぶれなければ、いつかは“そこ”に向かって進みだしていくものなのだ。一時的に後退したように思える時があっても、焦りさえしなければ歩みはのろくても、そこに近づいていく。大谷翔平氏のように「子供の頃からの夢」というのは重要で、大人になってから無理に“絞り出した夢”は達成に時間が掛かる。よく、占いに来た方で「私には何が向いているでしょうか」と訊いてくる方がいる。向いているものを示すのは簡単だが、年齢とか、その人の置かれた環境から、難しい場合もある。人間というのは、自分で決めた目的のためには努力できるが、他人から勧められた目的のために努力するのは難しい。しかも、職業だけが「幸福」や「幸運」を与えてくれるものとは限らない。矢継ぎ早に「目指すもの」が変わっていく人に、神様は手助けしにくい。

「血」は、どこまで受け継ぐのか

2018-04-07

アーティスト宇多田ヒカル氏が既に離婚していたことが報道された。2014年2月に謎のイタリア人男性と再婚してイタリアに暮らすと報道された時、誰もがその“行く末”を危ぶんだ。その心配は「やはり…」と思うような形で結実した。けれども、私が思うに、彼女自身は、決して後悔はしていないだろう。むしろ、或る意味で心から「良かった」と思っていることだろう。それは、子供を得ていることである。彼女にとって、それこそが一番の目的だったに違いないのだ。そして、もしかすると、その子は幼くして音楽の才能を発揮する。何しろ「血」を受け継いでいるのだ。父親は、確かロンドンの酒場で出逢ったギタリストだった。それほど売れていなかったとしても、宇多田ヒカル氏が“惚れたギタリスト”なのだ。それなりの腕を持っていたのに違いない。そして母親は言うまでもなく「世界の宇多田」。日本でデビューする以前から、幼くしてアメリカでも評価されていたアーティスト。もちろん、その母親(祖母)は日本で一世を風靡した「藤圭子」。祖父もまた音楽プロヂューサーとして優れた能力を発揮した人物だ。つまり、折り紙付きの血統書。そういう点で「血」というのは受け継がれることが多い。しかも、シングルマザーの家庭で育つのが良い。両親に愛されてぬくぬく育った芸術家より、家庭的にどこか偏りある家で育った芸術家の方が大成する例が多い。そういう点では宇多田ヒカルの家庭は、極めて異様だった。何しろ、宇多田氏と藤圭子氏とは8回も結婚と離婚を繰り返している。“天才演歌歌手”として一世を風靡した藤圭子氏だが、死ぬまで“家庭”に安住することは出来なかった。宇多田氏との前にも、前川清氏とも短い期間結婚していた。同じように、宇多田ヒカル氏も紀里谷和明氏と結婚していた。そうして母親と同じように、27歳で芸能界を休業した。母親はその後はアメリカに渡ったせいもあり、本格的な復帰はしなかったが、宇多田氏の方もロンドンなどに移り住んだが、結局、日本に戻り始めている。母娘とも“似た人生”を歩んでいるだけに、まだ2歳の息子が将来アーティストとして才能を発揮し出した後が少しだけ心配である。母親と同じように、ギャンブルにのめりこむような人生にならなければ良いのだが…。

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