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運命の主役者たち

人は誰でも「運命の主役者」として、自分自身の人生を歩んで行きます。


vol.2 波乱の愛と人生を暗示させたダイアナ元皇太子妃の運命
ホロスコープ 四柱推命式
ホロスコープを拡大表示

ダイアナ元皇太子妃のデータ 1961年7月 1日 午後7時45分英国サンドリンガム生れ
1961年7月29日 チャールズ英皇太子と結婚
1997年8月31日 パリのセーヌ川沿いのトンネル内で激突死

出生ホロスコープを見ると、緯度の高い英国生れである彼女の出生図では、必然的に各12ハウスの歪みが大きく、このホロスコープでは、意図的に地平線となるASCからDESのラインと、南中線となるMCからICのライン以外は省いてあります。(作図の関係で、水平になっていないことをお許しください)
私はこれを書くために、改めて欧米で発行されている西洋占星学書を何冊か読みましたが、総じて欧米の西洋占星学書というのは判りづらい書き方をしている、と痛感しました。ダイアナ元妃に関するホロスコープ解説でも、的確に述べられているテキストは1冊もありませんでした。
このホロスコープで重要なのは、まず、金星の位置です。ハウス位置では第5ハウス。アスペクトでは「おうし」24度に位置して、月(太陰)と90度、天王星と90度、土星と120度です。また、MCと150度です。
次に重要なのは天王星の位置です。「しし」23度にあって、月に180度、MCに60度、アセンダントに120度です。つまり、この金星と天王星とが、彼女のホロスコープではメインの惑星であり、まず第一に注目しなければならない、ということです。ところが、こういう重要なことについて、欧米のテキストでは、全く触れていない。くだらないことばかり、長々と書いている。運命を読むということは、いかに瞬間的に、そのホロスコープの中から特徴を掴み取るか、ということです。これが出来なければ、プロとはいえません。
日本の西洋占星学書などでも時々見受けるのですが、一瞬のうちにホロスコープの全体的な特徴を把握する、という訓練をせずにプロとなっている実占家があまりにも多いようです。手相でも、人相でも、推命命式でも、ホロスコープでも、易でも、タロットでも、全ては同一です。瞬間的に特徴を把握するということ―これが何よりも重要なことなのです。これが出来ていないから、へんてこな技法を次から次に当てはめて、長々と解説することになる。結局、判ったような判らないような分厚い本が誕生するのです。
出生図中に金星と天王星との0度、90度、180度が見受けられる場合、ごく一般的な結婚生活を長く続けられる星相ではありません。また、不倫や三角関係に巻き込まれやすい人に多いものです。金星と月との90度も、家庭運の良くない星相ですし、月と天王星の180度も、親や夫や子供との家庭生活が、別居結婚やすれ違い生活や単身赴任などで風変わりな形となりやすい人の相です。その他、太陽は金星と45度で、これも結婚運という点では良い星相ではありません。沢山の恋愛を体験してから結婚すべき人の相です。早婚した場合に離婚となりやすい典型だからです。太陽は同時に海王星と120度で、これはロマンチストの生まれで、夢とロマンがなければ生きていけない人です。名誉運に恵まれている人にも多い星相です。金星と土星との120度アスペクトもそうですが、仕事としての愛情、献身的生活、社会奉仕的な生き方などは大変に適していて、ボランティア活動なども大いに向いていたと思われます。
1981年7月、ダイアナがチャールズ皇太子と結婚したとき、トランジット(通過中)の天王星は、「さそり」26度にあって、出生図中の金星に180度、月に90度、天王星に90度(これによって、出生図中の金星・月・天王星で作る直角三角形に対し、トランジットの天王星が加わって、運命の大十字架=グランドクロス=大四角形=正方形が形成されるのです)、さらに土星に60度、太陽に135度、ドラゴンヘッドに90度、木星に72度と、実にさまざまなアスペクトが作られていたのです。トランジットの天王星が主役の結婚であったことは間違いありません。
一方、自動車事故で亡くなった時は、トランジットの天王星が「みずがめ」5度にあって、出生図の木星に0度、冥王星に150度です。トランジットの海王星が「やぎ」27度にあって、出生図の土星に0度、ドラゴンヘッドに150度です。トランジットの冥王星が「いて」2度にあって、出生図の火星に90度、水星に150度です。つまり、トランジットの天王星、海王星、冥王星のいずれもが150度アスペクトを作っていて、生命にとって不安定な時期であった、と見受けられるのです。ただし、結婚の時期のように、天王星だけで引き起こされたものとは思われません。この事故について、暗殺説が語られたりしていますが、過去に暗殺された人物多数を調査したとき、共通していたのはトランジットの海王星が、出生図中の土星や火星に対し強いアスペクトを投げかけていたことです。
四柱(子平)推命の命式においては、天星に「七殺」「劫財」「比肩」と並んでいて、どう見ても幸運な人生を歩んでいく人の命ではありません。特に、出生日干「乙」の根となる十二支が乏しく、身弱で支えてくれる者のいない反面、比肩・劫財が天星に並んでいるので、孤立しがちな命運の持ち主といえます。七殺が年干に出現するのは、目上から抑えられる形で、元来が管理される世界には向かないタイプです。月干の劫財も、犯罪や事件に巻き込まれやすい人に多く見受けられる形で、世間を騒がせた事件・犯罪に関わった主役達にしばしば見られます。寂しがり屋の星の配置でもあり、寂しさの結果としての不倫行動が多かったのかもしれません。離婚が成立した96年は、丙子の年で、命式の七殺である辛と干合し、一時的に目上の管理下から開放される年に当たっています。ただ、日支蔵干から「偏財」が出現していて、先天的宿命として、経済的に恵まれている人物との結婚が与えられていた、と思われます。そういえば、事故のときに同乗していた恋人も、ギリシャ系の大富豪だったようです。




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