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過去の占いコラム

素顔のひとり言(エッセイ集)


UFOとミステリーサークルの怪


今から30年以上も前に、UFO関連のニュースや事件が世間を騒がせていた時期があった。UFOが多数の人たちに目撃されたとか、UFOから追跡されたとか、宇宙人からのメッセージを受け取ったとか、宇宙人の死体が発見されたとか、UFO内に誘拐されて人体実験を受けたとか、宇宙人との間で子供が生まれたとか…実に様々な話や事件が疑問符付きで報道されていた。

多くの場合は確固たる証拠が提出できないケースが多く、いつの間にかうやむやのような状態で消えてしまった。ただ直接証拠ではないが、UFOと深く関わっていると騒がれたのが「キャトルミューチュレーション」つまり家畜類が奇妙な刺殺解体のされ方をしていた事件だ。アメリカ南部の牧場で多く発生していた事件で、牛や馬や鶏が血を一滴も残さず、その局部や眼球や肝臓など一部分だけを見事にえぐられて、牧場内に転がって死体で発見される事件が多発したのだ。血を一滴も流さずに、その部分だけを「抉り取る」という方法が存在していなかっただけに、宇宙人の仕業ではないか…という憶測が流れた。事実そういうことが行われる夜には決まってUFOの目撃例があった。一部に、牛が空中に引き上げられていく様子を見た…と証言する人も現れた。けれども、これもうやむやのままいつの間にか事件は沈静化した。

それから少し経って、騒がれるようになったのがミステリーサークルだった。イギリス南部に多いこの事件は、麦畑の稲穂がなぎ倒されるような状態の中で特殊な形状を描くもので、上空から見たとき各種図形が畑の中に忽然と出現する。単純な図形であれば、人間が稲穂などを踏みつけるなどして形を描くこともできるが、近年出現し続けているミステリーサークルは極めて複雑で、とても人間業とは思えない。デザイン的な観点からいっても、実に見事な出来栄えでセンスの良さがうかがわれる。しかも、時に百数十メートルにも及ぶミステリーサークルが一晩で出現するのである。我が札幌の雪まつりの雪像が数週間かけて出来上がることを考えれば、いかに人間業ではないか…お解かりになるだろう。そして忘れてならないことは、ミステリーサークルは上空からでないと本当の形状が掴めないことだ。そういうものが深夜に一晩で完成するのである。以前は、頻繁に出現することはなかったが、ここ2~3年は植物が成長する時期になると頻繁に出現する。しかも、それらの弓状に曲げられた植物はその後も通常通り生育する。枯れ果ててしまうことがないのだ。

ミステリーサークルに合わせて、近年はUFOの目撃例も後を絶たない。イギリスでは最近UFOの目撃例だけでなく、撮影されるケースも多くなってきた。一瞬の動きだけでなく、数分間の動きが動画撮影されるケースが増えてきているのだ。一時期、ミステリーサークルにしろ、UFO撮影にしろ騙しが多くなって、そのおかげて信用されなくなった時期もあった。けれども最近は誰もが撮影できる携帯電話やスマホを持っているので、とっさの場合でも映像化が可能になってきているのだ。そしてインターネット配信で誰もがそれを見ることができる。こうなってくると、これまで懐疑的だった方たちの中にも、徐々に信用し始める方が出てきている。もちろん週刊誌やスポーツ新聞のネタとして扱われるケースも多いが、科学的な見地からもう一度見直そうという動きも見受けられることは事実なのだ。

私が占いを教えていた方の中にも、かつてUFOに遭遇していた方はいる。その方の場合深夜に窓から光を見て、ふと起き上って外に出た前後までの記憶はあるが、その後の記憶はないらしい。その方の場合、その後しばらく頭に奇妙な振動を感じることがたびたびあって、無意識に手指が動いて紙に何かの言語を書き写し始めるのだという。後で気付くと自分でも何を書いたのか、全く不明で奇妙な文字の羅列だけが綴られていたという。彼女は気味悪くなって、病院へ行って調べてもらったところ、背中の首に近い位置から奇妙な5ミリ四方の金属片のようなものが発見され、取り除いてもらったという。そして、それ以降は頭に振動を感じることはなくなったそうだ。彼女は、こんなことを言うと頭のおかしな人に思われるので誰にも言っていないのですけど…と神妙な面持ちで話していたものだ。

30年以上前は、単なるブームのような形で鎮静化してしまったUFO騒動だが、もう一度腰を据えて偽物を排除しながら、真実を探求する時期に来ているような気がしてならない。

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